EUR/JPYは4日続伸し、水曜日のアジア時間には185.30近辺で推移している。クロスは9日・50日指数平滑移動平均線(EMA、いずれも185.00をわずかに下回る水準)を上回って推移し、14日相対力指数(RSI)は53近辺で推移しており、過熱感には至らないものの、緩やかな上向きのモメンタムを示唆している。
日足では、価格は下降チャネル上限(185.40付近)近辺に位置する。チャネル上限を明確に上抜ければ、4月17日に付けた過去最高値187.95に向けた上昇余地が開ける。一方、下値の初期サポートは心理的節目の185.00で、9日EMA(184.99)および50日EMA(184.89)が重なるゾーンが意識される。このゾーンを割り込む場合、次は3カ月安値(3月16日の181.87)、続いて2月12日の5カ月安値180.81が焦点となる。
Technical Positioning and Channel Breakout Potential
当方では、EUR/JPYが重要なレジスタンスである185.40の攻防に入っている点を注視している。185.00近辺の主要移動平均を上回って推移していることは、相場の底堅さを示す。185.40を持続的に上抜ければ、直近の下降チャネルからの強気ブレイクアウトを示唆し、より積極的なロング構築を促すシグナルとなり得る。
Fundamental Drivers and Trade Strategy
こうしたテクニカル面の強さは、ユーロ圏の足元のファンダメンタルズにも支えられている。2026年4月のユーロ圏HICP(消費者物価指数、調和指数)は2.7%となり、市場予想の2.5%を上回った。これにより、欧州中央銀行(ECB)が早期に利下げに踏み切る可能性は後退し、金融政策見通しの差が円に対するユーロの追い風となっている。
一方、日本銀行(BOJ)はハト派姿勢を強めており、EUR/JPYの見通しを下支えする。先週発表されたデータで日本の全国コアCPIが1.9%へ減速したことを受け、日銀総裁は持続的な賃金上昇を確実にするため緩和的政策を維持する姿勢を示した。これは歴史的に円の上値を抑える要因となってきた経緯があり、当面も同様の圧力が続く可能性がある。
この環境を踏まえ、当方では権利行使価格186.00近辺、満期2026年7月のアウト・オブ・ザ・マネーのコールオプションを買う戦略が妥当だとみている。これにより、4月高値187.95方向への上昇局面への参加が可能となる。支払うプレミアムが限定されるため、ブレイクアウトが実現しない場合の最大損失が明確になる点も利点だ。
もっとも、チャネル上限で上値を抑えられ、185.00を下回るようであればリスク管理が必要となる。その場合、強気シナリオは否定され、3月安値181.87に向けた下落が誘発される可能性がある。この局面ではロングを手仕舞いし、下落モメンタムを狙ってプット購入を検討する。
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