USD/CAD、1.3800近辺で推移 イラン合意を巡る報道と原油高がドル買いを相殺

    by VT Markets
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    May 26, 2026

    USD/CADは火曜日も2日連続でレンジ内の推移となり、欧州時間序盤は1.3800近辺で上値の重い展開となった。米・イラン和平合意の可能性を巡る情報が錯綜し、安全資産としての米ドル買いが入りやすく、通貨ペアを下支えした。一方、原油価格が堅調に推移していることで資源国通貨のカナダドルにも買いが入り、上値追いは限定された。

    テクニカル面では、1.3810-1.3815のレジスタンス帯の直下で推移している。同水準は、2025年11月〜2026年1月の下落に対するフィボナッチ・リトレースメント50%と200日移動平均線(SMA)が重なるポイント。モメンタム指標は強含みで、RSIは63前後、MACDもゼロラインをわずかに上回り、ラインも小幅ながらプラス圏にある。ただし、終値ベースでは上値のフタが意識されている。1.3810-1.3815を上抜ければ、次の上値目途は61.8%戻しの1.3885、その後は1.3995、さらにサイクル高値の1.4136近辺が視野に入る。下値支持は1.3730(38.2%)、次いで1.3634(23.6%)、さらに深い下値メドとして1.3479が意識される。

    Market Drivers And Technical Landscape

    本日(2026年5月26日)時点では、USD/CADは1.3800を挟んだ狭いレンジで膠着している。直近の米4月インフレ指標は前年比3.1%と市場予想をやや上回り、米金利が高止まりするとの見方から米ドルは底堅さを維持。一方、WTI原油先物がここ最近、1カ月ぶりに1バレル=85ドルを上回って推移しており、カナダドルにもサポートが入り、こうした拮抗状態が生まれている。

    Trading Strategies And Event Risks

    戦略は、上値を抑えている重要レジスタンスである1.3810-1.3815を軸に構築する。日足でこの水準を明確に上抜けて引ける展開となれば、さらなる上昇を見込むシグナルとなる。その場合、権利行使価格1.3850近辺のコールオプションの購入を検討し、今後数週間で1.3885方向への上昇を狙う。

    一方で、このレジスタンスを突破できずに反落し始めた場合は、下方向にバイアスを переключする。同ゾーンでの上値抑制(リジェクション)は、6月下旬満期のプットオプション購入の好機となり得る。第一サポートの1.3730へ下押しするシナリオを想定し、この動きは直近の上昇モメンタムが一服したことを示唆する。

    来週のカナダ銀行(BoC)政策金利発表を控え、市場の方向感は定まりにくく、ボラティリティは高まりやすい。大きな値動きを想定しつつ方向に自信が持てない場合、ロング・ストラドル戦略が有効となる可能性がある。足元の1.3800近辺でコールとプットを同時に買い、中央銀行発表後の大きなブレイク(上放れ・下放れ)のいずれにも備える手法である。

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