米ドル/円は159円近辺で推移 介入警戒が上値を抑え、オプション・ボラティリティは低下

    by VT Markets
    /
    May 22, 2026

    USD/JPYは159.00近辺で推移し、直近は159.02前後。日本当局(財務省・日銀など)による円買い介入の可能性を警戒し、相場は方向感に欠ける。

    値動きは158.60〜159.40のレンジ内にとどまっている。買い方は159.50を上抜けて160.00に向かう展開を作れていない。

    モメンタム指標と勢い

    相対力指数(RSI:一定期間の上げ下げの強さを0〜100で示す指標)は強めの水準を維持。ただし、この4営業日は傾きがほぼ横ばいで、上昇の勢い(モメンタム:価格が同じ方向へ動き続ける力)が弱まりつつあることを示す。

    159.50を上抜ければ、159.75、次いで160.00が意識される。さらに上は年初来高値の160.73が上値抵抗(レジスタンス:上昇を阻みやすい価格帯)。

    一方、159.00を下回れば、50日単純移動平均線(SMA:過去一定日数の終値の平均)158.78、20日SMAの158.15が下値支持(サポート:下げ止まりやすい価格帯)。次の目安は158.00、100日SMAの157.56。

    USD/JPYは狭い値幅の帯(チャネル)に収まり、持ち合い(レンジでの推移)が続いている。159.50を超えにくい主因は、日本当局の介入リスクが継続しているためで、円安方向への強気な取引を抑えている。このため、当面は「ボラティリティ売り」(価格変動が小さい局面を前提に利益を狙う手法)が選択肢になり得る。

    レンジ想定とブレイク想定のオプション戦略

    レンジ継続を見込む場合、158.60〜159.40の外側に権利行使価格(ストライク)を置いたストラングル売り(コールとプットを別々のストライクで売り、値動きが小さいほど利益になりやすい戦略)を検討できる。今月上旬のデータでは米コアインフレ率が3.2%に低下し、FRBによる強い引き締め観測(利上げなど)をやや弱め、こうした横ばい推移を支えた。1カ月のインプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算した将来の予想変動率)も、この2週間で9.8%から9.1%へ低下し、市場が落ち着きを見込んでいることを示す。

    ただ、低ボラ局面は緊張をはらみ、大きな値動きの前触れになることがある。2024年春のように当局が動いた局面では急落(円高)が短時間で起き、環境が一変した。RSIの横ばいは勢いの鈍化を示す一方、ブレイク(レンジを明確に抜ける動き)前の圧力の蓄積を示す場合もある。

    そのため、大きな変動に備えてオプションを買う(ボラティリティ買い)判断も有効になり得る。特に来週は米主要経済指標の発表が予定されている。ロング・ストラドル(同じ満期・同じストライクのコールとプットを両方買い、上下どちらに大きく動いても利益を狙う戦略)なら、介入で158.00方向へ急落するリスクや、強い指標で160.73の年初来高値を試す展開の両方に備えられる。これは「静けさが崩れる」ことに賭ける戦略だ。

    see more

    Back To Top
    server

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    すぐに私たちのチームとチャット

    ライブチャット

    次の方法でライブチャットを開始...

    • テレグラム
      hold 保留中
    • 近日公開...

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    テレグラム

    スマートフォンでQRコードをスキャンしてチャットを開始するか、 ここをクリックしてください.

    Telegramアプリやデスクトップ版がインストールされていませんか? Web Telegram をご利用ください.

    QR code