中国国家統計局(NBS)は、中国経済は海外要因による難しさ(外部の逆風)に直面している一方、国内の成長の原動力は安定していると述べた。全体としての安定が引き続き大きな特徴だとした。
NBSは、経済がより強い生産基盤(モノを作る力)と技術基盤(技術力)を築いたと説明した。さらに、デジタル経済(インターネットやデータを活用した経済活動)とAI(人工知能)が成長を支え、波及効果(他の分野にも好影響が広がること)を生んでいると付け加えた。
NBSは、景気の変動に対応する政策調整(景気が弱い時に下支え、強すぎる時に抑える対応)と、中期的な変動も踏まえた政策調整(短期だけでなく複数年の流れを意識した調整)の余地があるとした。今後はマクロ政策(国全体の景気や物価を調整する政策)を十分に活用すべきだと述べた。
生産者物価(企業が出荷する段階の価格)については、国際原油価格の変動が影響したと説明した。これらの発言は、4月分の小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資(設備投資やインフラ投資など)、住宅価格指数の発表を受けて行われた。
市場の反応は限定的で、豪ドルは大きく動かなかった。言及時点では、AUD/USDは0.36%安の0.7120前後で、リスク回避(投資家が安全資産を選びやすくなる心理)の流れに連動していた。