チェコ中銀、市場が利上げを織り込む中で慎重姿勢を示唆 EUR/CZKは上昇バイアスに

    by VT Markets
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    May 15, 2026

    チェコ国立銀行(CNB)総裁のインタビューでは、財政政策や今年の財政赤字拡大に触れたほか、CNBの政策金利がインフレ率や欧州中央銀行(ECB)の金利と比べて高い水準にあるとの見解が示された。利上げの可能性が議論される一方で、より慎重な金融政策(利上げを急がない姿勢)への見方が強まった。

    市場では今後12カ月で約3回の利上げが織り込まれている。エコノミストの基本シナリオは政策変更なしで、前年同月の水準の影響(ベース効果:前年の数値が高い/低いことで、今年の伸び率が見かけ上変わること)により、今後数カ月はインフレ圧力が弱まると見込まれている。

    市場の織り込みと中央銀行のシグナル

    EUR/CZK(ユーロ/チェココルナ)はここ数週間、24.300~24.400のレンジで推移している。世界的な投資家心理の悪化とCNBの慎重姿勢により、上限(24.400)方向へ押し上げられる可能性がある。

    チェコ国立銀行は、市場の織り込みよりも大幅にハト派(金融引き締めに消極的な姿勢)であることを示している。トレーダーはおよそ3回の利上げを見込むが、総裁の最近の発言からは追加の引き締めに強い慎重さがうかがえる。このため、EUR/CZKには市場の見立て違いが生じている可能性がある(織り込み:市場価格に将来の見通しが反映されること)。

    2026年4月の最新インフレ率は2.1%と横ばいで、中央銀行が急いで動く材料は乏しい。CNBの主要政策金利(政策金利:中央銀行が金融政策の基準として設定する短期金利)は5.25%で、国内インフレ率だけでなく、ECBの預金金利3.00%(預金金利:銀行がECBに資金を預けた際に適用される金利)も大きく上回る。金利差(2通貨間の金利水準の差)が大きく、CNBは金利を据え置きやすい状況にある。

    取引戦略とリスク環境

    世界的なリスク選好(投資家がリスク資産を積極的に買う姿勢)も弱まっており、背景にはドイツの鉱工業生産の減速懸念がある。2025年後半にリスク回避(リスクオフ:安全資産が買われ、リスク資産が売られやすい局面)となった局面ではコルナが大きく下落したが、同じ動きが再現されても不思議ではない。慎重な中央銀行と不安定な市場環境は、コルナ安につながりやすい。

    今後数週間は、EUR/CZKのコールオプション(コールオプション:将来の特定日までに、あらかじめ決めた価格で買う権利)を検討したい。権利行使価格(ストライク:オプションで売買できる価格)は、足元の上値抵抗線(レジスタンス:上昇が止まりやすい水準)である24.400をやや上回る水準が想定される。この戦略は、コルナ安(=EUR/CZK上昇)が進めば利益を狙える一方、通貨がレンジ内にとどまる、または予想に反してコルナ高となった場合の損失を限定できる(定義されたリスク:最大損失が支払ったプレミアムに限られること)。

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