UOBは、米インフレ指標が想定以上に強かったことを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の見通しを修正した。政策金利(フェデラルファンド金利の誘導目標)については、2026年を通じて据え置き、その後2027年に2回利下げすると予想する。利下げの時期は2027年4〜6月期(第2四半期)後半と、2027年10〜12月期(第4四半期)後半としている。
このシナリオの下でUOBは、フェデラルファンド金利の誘導目標が2026年末に3.75%、2027年末に3.25%になると見込む。なおUOBは、3.25%が最終到達点の政策金利(利下げが一巡した後に落ち着く水準)になるとみている。
Uob Inflation And Growth Backdrop
UOBは、エネルギーコストの上昇に伴い国内需要が弱含んでいる一方、3月と4月の雇用(採用)関連指標は予想を上回ったと指摘した。さらに、2026年の米消費者物価指数(CPI、家計が購入する商品・サービスの価格の平均的な動きを示す指標)見通しを再び引き上げ、リスクは上振れ方向に偏っており、インフレ率はなお2%の目標を上回っていると述べた。
また、上流段階(原材料や中間財など、最終製品の前段階)の物価上昇圧力が根強い点が、金融緩和(利下げ)局面の開始を遅らせ得る要因だとした。別途、ウォーシュ氏がFRBの金融政策の方向性について、有権者の支持を得る、あるいは合意形成できるかどうかにも言及している。