ノルウェークローネ/スウェーデンクローナは上昇基調を拡大、ノルゲス銀行がタカ派姿勢を維持する一方でリクスバンクは利下げ、ラボバンクは1.06を目標に設定

    by VT Markets
    /
    May 14, 2026

    NOK/SEKは年初来で約11%上昇した。背景には、ノルウェー中銀(Norges Bank)が金融引き締めを重視する姿勢(インフレ抑制を優先し、利上げや高金利維持に前向きな姿勢)に傾いた一方、スウェーデン中銀(リクスバンク)が政策金利を据え置いたことがある。ノルウェーのインフレ圧力が粘着的(下がりにくい)で、先週のNorges Bankの利上げと同日に、リクスバンクが据え置きを決めたことが材料となった。

    ノルウェーがエネルギー輸出国である点も、ノルウェークローネを支える要因とされる。スウェーデンでは、財政政策(政府の支出や減税など)が消費を下支えし、基調的なインフレ圧力(物価の持続的な上昇につながりやすい力)を強める可能性がある。

    Outlook For Nok Sek

    ラボバンクのFXストラテジー・チームは、今後数カ月にNOK/SEKがさらに上昇する可能性があるとみる。同チームは、押し目(下落局面)でNOK/SEKを買う方針で、3カ月目標を1.02としている。

    振り返ると、2025年に見られた中銀政策の方向性の違い(片方が引き締め、もう片方が緩和・据え置き)は、ノルウェークローネがスウェーデンクローナに対して上昇する強い材料だった。下落局面でNOK/SEKを買う戦略は奏功し、同年にNOK/SEKは1.02の目標水準を上回った。これは、Norges Bankがインフレ対策として利上げを進める一方、リクスバンクが据え置きを続けたことが背景にある。

    現在(2026年5月14日)も、似た形で政策金利の差(両国の金利水準の開き)がクローネを支えている。先週、スウェーデンのリクスバンクは、インフレの改善を理由に政策金利(中銀が設定する短期金利の基準)を3.75%へ引き下げた。対照的にNorges Bankは政策金利を4.50%に据え置き、想定より長く高金利を維持する可能性を示した。

    こうした違いは経済指標でも裏付けられる。スウェーデンの最新インフレ指標は2.3%へ低下し、リクスバンクが金融緩和(利下げなどで景気を支える政策)を始める自信につながった。一方、ノルウェーはコアインフレ(エネルギーや食品など変動の大きい項目を除いた物価)がおよそ4.4%と高止まりしており、中銀が引き締め姿勢を維持せざるを得ない状況だ。

    Trade Implementation And Risks

    デリバティブ(株価指数先物やオプションなど、価格が別の資産に連動する金融商品)を扱う投資家にとって、これは向こう数週間にNOK/SEKのロング(買い持ち)を検討する根拠となる。NOK/SEKのコールオプション(一定期限までに決められた価格で買う権利)を残存期間2〜3カ月で購入することは、上昇余地を狙ううえで妥当な手段と考えられる。この戦略は、上昇局面の利益機会を得つつ、最大損失(支払ったオプション料に限定されやすい)を明確にしやすい。

    ノルウェーがエネルギー輸出国である点も追い風で、ブレント原油(国際的な原油価格の代表指標)は1バレル=83ドル前後で推移している。政策金利の差が再び意識されるなか、1.0300近辺への押し目を新規の買い場として注視する。今後3カ月では1.0600近辺への上昇を見込む。

    see more

    Back To Top
    server

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    すぐに私たちのチームとチャット

    ライブチャット

    次の方法でライブチャットを開始...

    • テレグラム
      hold 保留中
    • 近日公開...

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    テレグラム

    スマートフォンでQRコードをスキャンしてチャットを開始するか、 ここをクリックしてください.

    Telegramアプリやデスクトップ版がインストールされていませんか? Web Telegram をご利用ください.

    QR code