英ポンドは安定、投資家は英GDPに注目 米インフレ高止まりと地政学リスクでドル高基調

    by VT Markets
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    May 14, 2026

    GBP/USDは木曜日のアジア時間、3日続落後に1.3520近辺で下げ止まった。市場はこの日発表される英国の2026年1-3月期(第1四半期)GDP速報値に加え、鉱工業生産と製造業生産(いずれも工場などの生産活動の指標)を待っている。

    同通貨ペアは、米ドルが底堅い中でも大きくは動かず、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が北京で会談する局面では様子見姿勢が強かった。米国では後に、4月の小売売上高(消費の強さを示す指標)に注目が移る。

    報道によると、米中は国家安全保障に関連する品目を除き、約300億ドル分の財にかかる関税を引き下げる枠組みを検討している。協議はイラン情勢が緊迫する中で行われ、米国は中国向けのイラン産原油販売に関与する主体に制裁を追加し、関連取引を支える銀行にも警告している。

    米国の卸売段階のインフレ指標も米ドルを下支えした。生産者物価指数(PPI、企業が受け取る価格の変化を示す指標)は4月、前年同月比で6.0%へ上昇し、3月の4.3%から加速した。市場予想の4.9%も上回った。

    前月比ではPPIが1.4%上昇し、前回の0.7%から伸びが拡大した。市場予想の+0.5%も上回った。

    GBP/USDが落ち着いている今、直近の焦点は本日発表の英国1-3月期GDPにある。市場予想は四半期で+0.1%と小幅な伸びにとどまり、値動きが大きくなりやすい。2025年を通じた英国経済の鈍さを踏まえると、低い予想すら下回れば下方向に振れやすい。短期のポンド・プットオプション(一定価格で売る権利。下落への保険)をヘッジとして検討する余地がある。

    今後数週間で最も重要なのは、予想以上に強い米インフレだ。PPIが6.0%に達し、前月のコアCPI(食品・エネルギーを除いた消費者物価。基調的な物価の指標)も4.0%超で高止まりした。これらは、米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派(利上げや引き締めに前向き)姿勢を維持する可能性を高める。2023年も、インフレの長期化でFRBの追加対応が意識され、米ドル高につながった経緯がある。

    米中首脳会談は前向きに見えるものの、300億ドル規模の関税引き下げは、年6000億ドル超にのぼる米中貿易額に比べれば小さい。警戒感が残るのは自然で、この小さな一歩はイラン情勢をめぐる緊張の高まりにかき消されやすい。地政学リスクが続く中で、米ドルは「安全資産」(不確実性が高い局面で買われやすい資産)として底堅い。

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