英ポンド急変動、英政局混迷で国債利回り上昇 ユーロ/ポンドは上昇

    by VT Markets
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    May 13, 2026

    英国で政治の先行き不透明感が強まり、EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)が上昇した。スターマー首相の辞任を求める動きが広がり、90人超の議員(MP=下院議員)が辞任を要求。さらに閣僚4人が辞任した。

    労働党(Labour)の議員でも最大80人が辞任を要求し、閣僚補佐(ministerial aides=大臣の側近として政策や調整を支えるスタッフ)6人が辞任。市場は、党首交代(leadership change=首相・与党党首の交代)や政策変更の可能性を意識して反応した。

    政治リスクがポンド安を促す

    債券市場では、新体制で財政運営が緩みやすい(looser fiscal policy=歳出拡大や減税などで財政が拡張的になる)リスクが織り込まれた。その結果、30年物ギルト(Gilt=英国債)の利回りは1998年以来の高水準となった。

    市場では、英中銀(Bank of England)がよりタカ派(hawkish=物価上昇を抑えるため利上げなど金融引き締めに前向き)に傾くとの見方も強まった。予測市場(prediction markets=参加者の売買価格から事象の発生確率を推計する市場指標)では、スターマー首相が6月までに退任する確率は約70%、2026年末まででは85%とされた。

    取引への影響と戦略

    6月までの辞任確率が70%とみられる中、主因は変動の大きさ(volatility=価格変動の幅)だ。英ポンド(GBP)オプションの3カ月のインプライド・ボラティリティ(implied volatility=オプション価格から逆算される将来の予想変動率)は12%超に上昇し、2022年の予算混乱時以来の水準となった。オプション購入、例えばEUR/GBPのコール(call=将来、決められた価格で買う権利)を使うと、損失の上限を抑えつつエクスポージャー(exposure=相場変動による損益の影響を受ける度合い)を取りやすい。

    債券市場は不安を示しており、新首相による財政拡張への懸念から英国10年物ギルト利回りが4.85%を上回った。こうした反応は、インフレ懸念への対応として英中銀がより強い引き締めに動くとの見方を強める。このため、ギルト先物(Gilt futures=英国債を対象にした先物取引)を売る、または短期金利の上昇に備えるポジションを検討する余地がある。

    2022年の複数回の政権交代時にも似たポンド安が起きた。今回の市場反応も当時の局面と整合的で、英国の政治リスクを巡る典型的な取引パターンが意識されている。

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