ドル安で銀が80ドル超に急騰、雇用統計と中東情勢に注目

    by VT Markets
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    May 8, 2026

    銀は金曜日、1オンス=80.85ドル近辺で取引され、前日比3.15%高となった。背景には、米ドル安の再燃と、米雇用統計(非農業部門雇用者数=NFP)発表を前にした様子見がある。

    米ドルは、ホルムズ海峡付近で米国とイランが関与する新たな攻撃が報じられたにもかかわらず軟化した。イランは、米国が石油輸送船や民間地域を標的にしたと主張。一方、米国は、自国の海軍部隊がミサイルや無人機による攻撃を受けたと発表した。

    ドル安が銀を下支え

    ドナルド・トランプ米大統領は木曜日、停戦合意は維持されていると述べた。米ドルが弱いと、ドル建てで売買される銀などの金属が、相対的に買われやすくなる。

    市場は、金曜日後半に公表される米4月のNFPに注目している。市場予想は、4月の雇用増加が6.2万人(3月は17.8万人)に減速し、失業率は4.3%と見込まれている。

    平均時給(賃金の伸びを示す指標)は前年比3.8%上昇が予想され、前回(3.5%)から加速するとみられている。銀の価格形成では、金利(借入コスト)、米ドル、供給、リサイクル(再資源化による供給)、電子機器や太陽光発電などの工業用途も材料になる。

    オプション取引の戦略上の注意点

    雇用者数の増加が予想の6.2万人を下回れば、米連邦準備制度理事会(FRB)が次に利下げに動くとの見方が強まりやすい。利回りを生まない資産(利息が付かない銀など)は、金利低下局面で相対的に買われやすい。

    また、長年続く需給面の支えも意識される。シルバー・インスティテュート(銀業界団体)は、2024年に太陽光・電子分野で工業需要が記録的水準になったと報告しており、この流れは2026年にかけても続いているとされる。これが価格の下値を支え、利益確定売りによる下落は買い場とみなされやすい。

    ホルムズ海峡周辺の緊張も、地政学リスクによる上乗せ分(リスク・プレミアム)として銀価格を押し上げている。不確実性が高い局面では、市場が織り込む将来の値動きの大きさ(インプライド・ボラティリティ、予想変動率)が上がりやすく、オプションの価格(プレミアム)が割高になりやすい。コストを抑えつつ強気見通しを維持する手段としては、スプレッド(複数のオプションを組み合わせる取引)であるブル・コール・スプレッドの活用が考えられる。

    一方で、過熱感の手掛かりとして金銀比価(ゴールド/シルバー比率=金価格を銀価格で割った比率)も注視される。金が4,000ドル近辺で推移する中、比価は49に近づいており、過去には銀が金に比べ割高になりやすい水準とされてきた。上昇基調は続いているものの、行き過ぎの兆候には注意が必要だ。

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