ドルは米雇用統計発表を控えもみ合い、ホルムズ海峡情勢の緊張でヘッジ需要が再燃

    by VT Markets
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    May 8, 2026

    中東情勢は、ホルムズ海峡で米軍とイラン軍の間に応酬があったとの報道を受け、再び緊迫した。米中央軍は、軍艦への攻撃に関与したとされるイランの施設を攻撃したと発表。一方、イラン軍は、米軍の攻撃が石油タンカー、別の船舶、民間地域に着弾したと主張した。

    週末の金曜日には、米国が4月の雇用統計を公表する。対象は、非農業部門雇用者数(NFP=農業分野を除く就業者数の増減)、失業率、賃金関連の指標。市場予想では失業率は4.3%で横ばい、NFPは+6.2万人の増加と見込まれている。加えて、ミシガン大学の5月消費者信頼感指数(速報値=月中時点の暫定値)も発表される。

    Markets And Dollar In Focus

    米ドル指数(複数通貨に対する米ドルの強さを示す指標)は木曜日に0.25%上昇し、金曜日早朝は98.00をやや上回る水準で小動き。米株価指数先物(株価指数の先行きを織り込む先物取引)は、木曜日に中程度の下落となった後、やや上昇した。

    USD/CAD(米ドル/カナダドル)は木曜日に0.2%超上昇し、欧州時間は1.3650近辺で推移。カナダの雇用統計は米国時間の序盤に公表予定。EUR/USD(ユーロ/米ドル)は1.1750近辺を維持し、クリスティーヌ・ラガルドECB総裁を含む複数の欧州中央銀行(ECB)関係者の発言が予定されている。

    ロイターは、日本が4月30日の円買いの後、5月上旬に市場介入(当局が為替の急変を抑えるため売買すること)を実施したと報じ、USD/JPY(米ドル/円)は156.50を上回った。金(ゴールド)は一時4,760ドルまで上昇した後に横ばいとなり、その後4,730ドル近辺で約0.8%上昇。GBP/USD(英ポンド/米ドル)は1.3600方向へ動いた。

    Options Strategies And Risk Management

    1年前はNFPが+6.2万人にとどまる弱い内容を想定していたが、直近の2026年4月NFPは+24.0万人と大幅な増加となった。経済の強さと、地政学リスクのくすぶりが同時に存在する状況では、株価指数の「コラ―」が有効な場合がある。コラ―とは、保有株(または株価指数)に対し、上昇余地を一部手放す代わりに下落リスクを抑えるため、コール(買う権利)を売り、プット(売る権利)を買う組み合わせのこと。VIX(米株の予想変動率=市場の不安度を示す指標)は、先月の12から15へ上昇し、警戒感がやや強まったことを示している。

    円を巡る状況は過去と重なる。2025年の同時期にも、USD/JPYが156.50を上回る局面で当局の介入が意識された。足元では159.00水準を試す動きとなり、財務省が警告を強めたことで、インプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される予想変動率)が急上昇した。USD/JPYのプットオプション(米ドルを売る権利=下落に備える手段)を買うことは、2024年4月に見られたような急な反落に備えるポジションとして検討され得る。

    昨年の強い警戒感は、金価格が1オンス4,730ドルに達した動きに表れた。その後、価格は2,450ドル近辺まで落ち着いたが、2026年第1四半期は中央銀行の金購入が過去最高となった。こうした需給の下支えを踏まえると、長期のコールスプレッド(安いコールを買い、より高い行使価格のコールを売ってコストを抑える戦略)は、安全資産への資金流入が再燃した場合に備える低コストの方法となり得る。

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