米英中銀の政策の違いをにらみつつ、米・イラン合意協議でドルに下押し圧力――ポンド上昇

    by VT Markets
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    May 8, 2026

    木曜日のGBP/USDは上昇した。米国とイランが和平合意に近づいているとの報道があり、ホルムズ海峡の再開につながる可能性が意識されたためだ。一方で、イランの核開発計画などの問題は未解決のままとみられる。執筆時点で同ペアは約0.28%高の1.3627で取引され、上昇は3日連続となった。

    欧州時間のGBP/USDは1.3620前後で推移し、0.18%高。合意期待を背景に米ドルが売られ、相場は1.3600近辺を維持した。

    Short Term Technical Outlook

    テクニカル面では短期的に底堅さが示唆される。相場は「上昇チャネル(上向きの値動きの範囲)」の下限から反発した。さらに「20日EMA(指数移動平均線:直近の価格に重みを置いた平均値)」が下支えとなり、上値の目安として1.3700が意識される可能性がある。

    2025年当時、GBP/USDが1.3600付近で推移し、米イラン和平合意への期待からドル安になるとの見方が広がっていたことが思い起こされる。しかし現在は状況が大きく異なる。合意は結局まとまらず、その後ペアは下落基調となった。地政学リスクに対する市場の見方は短期間で変わり得ることを示している。

    足元ではドル高が主因となっている。背景には、英国のイングランド銀行(BoE)よりも米連邦準備制度理事会(FRB)の姿勢が「タカ派(インフレ抑制を優先し、利下げに慎重・利上げに前向き)」である点がある。直近の米雇用統計では、先月の雇用者数が21万人超増加し、FRBが「金利を高い水準に維持する」姿勢を後押しした。この金融政策の違い(政策の方向性の差)が、ポンドに継続的な下押し圧力をかけている。

    英国では、インフレ率が最新値で3.5%と高止まりする一方、景気の伸びが鈍化している。BoEは難しい判断を迫られており、ポンドを支えやすい追加利上げは行いにくい。市場では年末までの利下げの可能性が織り込まれ始めており、2025年当時とは異なる。

    Positioning For A Stronger Dollar

    今後数週間は、ドル高・ポンド安の局面で利益になりやすい戦略を検討したい。例えばGBP/USDの「プット・オプション(あらかじめ決めた価格で売る権利)」を、権利行使価格(ストライク)1.2450近辺で買うことは、下落への備えになり得る。直近は「インプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される将来の変動予想)」が上昇しており、市場が大きな値動きを想定していることを示す。そのため、保険料に当たる「プレミアム(オプションの購入費用)」が高くなりやすい。コストを抑えるには、「ベア・プット・スプレッド(プットを買い、より低いストライクのプットを売って費用を抑える組み合わせ)」などのスプレッド戦略が有効となる場合がある。

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