米ドル/シンガポールドルは小幅安、米・イラン合意の不透明感とMASのタカ派姿勢が上値を抑制

    by VT Markets
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    May 7, 2026

    USD/SGDは、米国とイランの合意観測について、より明確な材料を市場が待つ中で持ち合いが続いている。合意への慎重な期待から小幅に下落したが、イラン側の回答はなく、48時間の期限は週末直前に迫っている。

    日中の値動きが下げ方向に広がらない場合は警戒が必要だ。直近は1.2680近辺。日足の勢いは横ばいで、RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)はじり安となっている。

    短期の値動きと重要水準

    当面は上下に振れやすいが、わずかに下方向を意識しやすい。上昇局面では売りを検討しやすく、下値の目安は1.2660(フィボナッチ比率76.4%)、次が1.2610。上値の目安は1.2720(フィボナッチ・リトレースメント:値動きの戻り幅を測る手法で、2026年の安値から高値に対する61.8%戻し)、1.2770(50日・100日移動平均線:一定期間の平均値でトレンドを見る指標)、1.2800。

    今後数週間、USD/SGDは横ばいに近い動きが中心で、じり安になりやすいとみる。最大の材料は米国・イラン交渉の不透明感で、重要な期限が週末に迫る。合意が成立すれば市場はリスク選好(投資家がリスク資産を買いやすい状態)に傾き、米ドルには下押し要因になりやすい。

    シンガポール金融管理局(MAS:金融政策と通貨政策を担う当局)の比較的引き締め寄りの姿勢も、SGDを下支えしている。2026年1〜3月期のインフレ率が3.1%に上昇したことが背景だ。これに対し、4月の米雇用統計は鈍化を示し、FRB(米連邦準備制度理事会)が大幅な利上げに動く見方は後退。SGDに対する米ドル安の見方を補強している。

    状況は2025年7〜9月期に似ている。当時は地政学リスクでUSD/SGDが数週間、約1.5%の狭いレンジにとどまった後、下放れした。今回も似た持ち合いを想定し、最終的に下方向へ動くリスクがある。

    下方向に偏りやすいレンジ想定のオプション動向

    デリバティブ(金融派生商品)取引では、オプション(将来の売買を決めた価格で行う権利)を使って戻り局面を売る方法が現実的だ。例えば、権利行使価格が1.2770や1.2800近辺のコール(買う権利)を売れば、相場が大きく上昇しなければ有利になりやすい。下方向を狙うなら、権利行使価格1.2650近辺のプット(売る権利)を買い、合意成立やリスク選好の強まりで1.2610へ向かう動きを狙える。イベントリスク(重要材料で急変しやすいリスク)が高い局面では、アイアン・コンドル(上と下に別の権利行使価格を置き、レンジ内の推移で利益を狙う戦略)のように、レンジ継続を見込む設計も選択肢となる。

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