OCBC、1ドル=158円がUSD/JPYの新たな“防衛ライン”となる中、円買い介入の可能性を指摘

    by VT Markets
    /
    May 7, 2026

    OCBCのストラテジストであるシム・モー・シオン氏とクリストファー・ウォン氏は、最近のドル円(USD/JPY)の動きは、日本の円買い介入(当局がドルを売って円を買い、円安を止めようとする行動)を反映している可能性があると述べた。ただし当局は介入を確認していないという。米ドルは全般に弱含んだが、政策要因を最も示したのは円の値動きだったとも指摘した。

    両氏は、市場の動きが当局関与を示しているとし、重要な水準は「160」ではなく「158」と見なされ始めているとした。また、日本の財務省が今後も円防衛(円安を抑えるための市場介入)を続けるのか、それともすでに十分な資金・手段(介入に使える外貨資金など)を使ったのか、という点も論点に挙げた。

    Yen Intervention Signals

    OCBCは、介入だけでは日銀の金融政策(政策金利や国債買い入れなど)による強い後押しがなければ、ドル円の大きな流れを変えるのは難しいとした。持続的な転換には、米国金利(米国債利回り)の低下、または原油価格の下落が必要になる可能性が高いとも述べた。

    さらに介入が続けば、ドル円は150〜155円の範囲まで下がる可能性があるとし、とくに原油価格が一段と下落した場合にそうなりやすいとした。OCBCは2026年末のドル円見通しを155円に据え置き、6月に日銀が利上げ(政策金利の引き上げ)を行う可能性が高いとの見方に触れた。一方で、政策対応が市場環境に追いつかない可能性もあるとした。

    円の値動きは、日本当局が自国通貨を支えるために介入していることを示している。158円が新たな「防衛線」(当局が強く意識して守ろうとする水準)となり、従来の160円に代わったように見える。このため、短期的には158円を上回る水準でドル円の買い(ドル高・円安方向の持ち高)を持ち続けるリスクが高まっている。

    この状況を踏まえると、トレーダーはオプション(将来の売買価格をあらかじめ決める権利)で、当局のドル売りによる急落に備えたヘッジ(損失を抑えるための保険)を検討すべきだ。158円より上の行使価格でコール・スプレッドを売る(上昇リスクを限定しつつ、上値が抑えられる前提で収益を狙う手法)ことは、上値の重さを利用する戦略になり得る。1カ月物オプションのインプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の変動の大きさ)は10%を超え、不確実性が高まっていることを示している。

    Options Positioning Considerations

    外部環境の圧力が和らぎ、介入を支えやすい状況になりつつあるとみている。4月の米雇用統計が市場予想を下回ったことを受け、米10年国債利回り(10年物米国債の利回りで、長期金利の代表指標)は約4.45%まで低下した。さらにWTI原油(米国産原油の代表的な指標価格)も足元で1バレル80ドルを下回り、日本の交易条件(輸出入価格の関係。原油安は輸入負担を減らしやすい)の改善につながり、円安圧力を弱める。

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