WTI下落、イランがホルムズ海峡再開と港湾封鎖緩和を巡る米提案を検討

    by VT Markets
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    May 7, 2026

    イランは、戦争終結に向けた米国の提案についてなお検討中だと述べた。米国とイランが合意に近づいている可能性があるとの報道を受けたもので、BBCが水曜日に伝えた。

    米国はイランに対し、1ページの「了解覚書(MOU:Memorandum of Understanding。法的拘束力を必ずしも伴わない、協議内容の骨子をまとめた文書)」を提示した。内容は、ホルムズ海峡(中東の重要な海上交通路)の通航を段階的に再開し、米国によるイラン港湾の封鎖を解除するというものだという。イランの核開発計画(核関連の活動)を巡る詳細な協議は後日行われる見通しで、現時点で合意は成立していない。

    市場の反応と価格動向

    ドナルド・トランプ米大統領は、過去24時間でイランと「非常に良い協議」を行ったと述べた。テヘラン(イラン政府)からの回答期限は設けていないという。

    本稿執筆時点で、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート:米国産原油の代表的な指標)は当日比7.05%安の92.85ドル。

    昨年、米・イランのMOUの可能性が報じられた際、市場が急反応し、WTI原油が1日で7%超下落したことがあった。地政学(国際情勢)に関する見出しが、需給(供給と需要)といった材料より相場に強く作用し得ることを示す例だ。ホルムズ海峡は、世界で最も重要な「石油のチョークポイント(輸送の要所で、封鎖や混乱が起きると供給に大きな影響が出る狭い地点)」で、1日あたり2,000万バレル超が通過する。緊張緩和の兆しは、原油価格の下落要因になりやすい。

    2025年の急落の記憶を踏まえると、原油オプション(将来の売買をあらかじめ決めた条件で行う権利)の「インプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の価格変動の大きさ)」は、中東関連ニュースに敏感な状態が続く可能性がある。トレーダーは、プレミアム(オプションの価格)を得るためにアウト・オブ・ザ・マネー(行使しても得にならない水準)のプット(売る権利)やコール(買う権利)を売る戦略も検討し得るが、急反転に備えた厳格なリスク管理が不可欠だ。ボラティリティを売る(変動が小さいほど利益になりやすい)ポジションは、利益機会がある一方で損失が大きくなり得る。

    OPECと在庫の見通し

    注目は、今後のOPEC+(OPECにロシアなど主要産油国を加えた枠組み)会合と、生産枠(生産量の目標)順守の行方に移っている。2026年第1四半期には世界の石油在庫が4,000万バレル超減少し、市場は2025年の投機的な売り(短期の思惑による売り)後より引き締まった。したがって、生産国グループ内の不協和音が示されれば、価格が上下いずれにも振れやすい。こうした局面では、損失を限定しやすいオプションの組み合わせ取引として、ブル・コール・スプレッド(コールの買いと売りを組み合わせ、上昇局面の利益とコストを抑える)やベア・プット・スプレッド(プットの買いと売りを組み合わせ、下落局面の利益とコストを抑える)などが使われることがある。

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