QXO, Inc.(QXO)は18.87ドルで推移しており、2025年5月以降続く上昇トレンドライン(株価の安値同士を結んだ右肩上がりの線で、下値の支えになりやすい)を試している。トレンドラインは12ドル近辺から始まり、約14カ月の間、複数回の下落局面(押し目)を経ても維持されてきた。
株価は11月下旬に27ドルまで上昇した後に下落し、その後2月に25ドルまで持ち直した。足元では再び下げ、18.50~19ドル付近のトレンドライン近辺まで戻っている。
このトレンドラインは3~4回ほど意識され、そのたびに株価は反発してきた。繰り返し下値を支えたことは、この水準で買いが入りやすいことを示す。
提示されている手法の一つは、今回のトレンドライン到達を買いの入り口(エントリー)とし、日足(1日単位の値動き)終値で18.50~19ドルを下回ったら損切り(ストップ)とするやり方だ。別の手法として、終値で20ドルを回復してから投資額を増やす選択肢もある。
下方向の想定は、トレンドラインを明確に割り込み、日足終値で下回る展開だ。支えとなる水準を終値で割らない限り、株価の流れは上昇基調のままとされる。
トレンドライン維持に賭けるトレーダーにとっては、短期のコールオプション(将来、決められた価格で買う権利。少ない資金で値上がり益を狙える一方、値動きが外れると損失が出やすい)を買うことで、反発局面を大きく狙える。6月満期の行使価格20ドルのコールは、2025年に何度も見られたように買いが入れば上昇余地が大きい可能性がある。日足終値で18.50ドル前後のトレンドラインを下回った場合は、撤退の明確なサインとみなすべきだ。
より慎重なトレーダーは、株価が終値で20ドルを回復し、トレンドラインが機能したことを確認してから対応するのが無難だ。反発が確認できれば、ブル・コール・スプレッド(コールを買い、より高い行使価格のコールを売る組み合わせ。利益の上限はあるが、コストとリスクを抑えやすい)として、7月満期の20ドルのコールを買い、7月満期の23ドルのコールを売る戦略が考えられる。この戦略ならリスクを限定しつつ、年初に見られた高値方向への戻りを狙える。
一方、下値の支えが崩れ、日足終値で18.50ドルを下回れば、強気の見方は成り立たない。その場合、プットオプション(将来、決められた価格で売る権利。下落で利益を狙える)を買うことが下落局面の主要な対応となる。1年以上続いたトレンドラインの崩れは、15ドル近辺までの速い下落を招く可能性がある。
インプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の変動の大きさ。高いほどオプション価格が高くなりやすい)は、この重要水準で不確実性が高いため、足元で高止まりしやすく、オプションの買いは割高になりがちだ。2025年後半の反発局面では、トレンドラインが守られた後にボラティリティが急低下した。支えが維持されるとみるなら、18ドルを下回る水準に売りを置くプット・クレジット・スプレッド(低い行使価格のプットを売り、さらに低い行使価格のプットを買う。受け取るプレミアム=オプション料収入を狙い、損失上限も定める手法)でプレミアムを得る戦略も有効となり得る。