米・イラン合意交渉でリスク選好改善、ホルムズ海峡の制限緩和で原油とボラティリティに下押し圧力

    by VT Markets
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    May 6, 2026

    Axiosによると、米国とイランは紛争終結に向けた合意に近づいている。報じられた条件には、ホルムズ海峡(中東の主要な原油輸送ルート)を通る船舶の通行制限を、双方が緩和することが含まれる。

    報道では、イランが核濃縮(ウランの濃度を高める工程。核燃料や核兵器に関連するため国際的に問題になりやすい)を当面停止することに合意するとされる。さらに米国は、制裁(国家に対する取引・金融などの制限)を緩和し、凍結されているイラン資金(海外で動かせない状態に置かれた資金)数十億ドルを解放する見通しだ。

    Deal Details And Timeline

    米国は今後48時間以内に、複数の重要項目についてイランの回答を得たい考えだという。Reutersも、和平に関与するパキスタン側の関係者がAxiosの内容を確認し、双方は合意の最終調整に近いと述べたと報じている。

    このニュースを受け、市場はリスク選好(安全資産より株などのリスク資産を選びやすい状態)に傾いた。米ドル指数(主要通貨に対するドルの強さを示す指標)は0.6%超下落し、97.90前後となった。一方、米株価指数先物(将来の株価指数を売買する金融商品)は0.65%〜1.1%上昇した。

    金は当日で約3%上昇し、1オンスあたり約4,700ドル付近となった。報じられた合意進展を材料に、投資家の反応が強まった形だ。

    米・イラン合意が差し迫っているとの報道により、リスクが後退し、今後数週間の原油価格には下押し圧力がかかる可能性がある。取引戦略としては、7月・8月限のブレント原油先物(北海ブレントを基準にした指標原油の先物)のプットオプション(将来、あらかじめ決めた価格で売る権利)を買うことが検討対象となる。ホルムズ海峡の通行正常化と、イラン産原油の市場復帰により供給がだぶつく(供給過剰)との見方が背景だ。国際エネルギー機関(IEA)の2026年3月報告では、制裁解除により6か月以内に世界供給が日量100万バレル超増える可能性が示されており、市場はようやくこれを織り込み始めたとされる。

    2015年の最初の核合意後にも同様の動きがあり、その後2か月で原油は約20%下落した。2026年2月のタンカーをめぐる緊張局面で原油価格が1バレル110ドルに達したことを踏まえると、85〜90ドルレンジへの調整も視野に入る。したがって、エネルギー関連は弱気(下落を見込む立場)が最も確度の高い見通しだという。

    Equities Volatility And Gold Outlook

    地政学リスク(政治・軍事要因による市場リスク)の低下は株式に追い風であり、S&P500のコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買う権利)を通じて買い持ちを積み増す考え方が示されている。変動性(価格の振れやすさ)は数か月高止まりしており、VIX(米株の予想変動性を示す指数)は2026年1〜3月に平均22を上回った。これには今回の紛争の影響が大きいとされる。不透明要因が解消されればVIXは15を下回ると見込まれ、コール・スプレッド(安いコールを買い、高いコールを売ってコストとリスク・リターンを調整する方法)は、損失が限定される(定義されたリスク)上昇局面の取り方として有効とされる。

    金の4,700ドルへの急伸は、安全資産への逃避というより、ドル安への反応が主因とみられる。リスク選好が戻りドルが落ち着けば、この上昇は巻き戻る可能性があり、金先物のプット購入が機会になり得る。合意が確認されれば、金相場を支えてきた材料が一つ消えることになる。

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