EUR/PLNはレンジ内で推移、ポーランド中銀は据え置き見通し CPIのサプライズが利下げ観測を左右

    by VT Markets
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    May 6, 2026

    EUR/PLNは、2025年2月以降続く上昇トレンドライン(価格が下がりにくい目安となる支持線)付近の4.2100で下げ止まり、反発した。その後は200日移動平均線(過去200営業日の平均値を結んだ線で、中長期の方向感の目安)を挟んで値動きが続いており、200日移動平均線は4.2437に位置する。

    当面は4.2100が下値支持、4.2600が上値抵抗となるレンジ相場とみられる。4.2600を明確に上抜ける、または4.2100を明確に下抜けると、方向性が出やすい。

    重要水準と市場の見方

    EUR/PLNは方向感が乏しく、200日移動平均線(4.2437)を中心に上下する展開が続く見通しだ。下値は4.2100(2025年2月からのトレンドライン支持)、上値は4.2600(目先の上限)を意識したい。

    直近の材料はポーランド国立銀行(NBP)の政策会合で、政策金利(中央銀行が金融政策として設定する基準金利)は3.75%で据え置きが見込まれる。重要なのは決定そのものより声明や総裁会見の内容で、声明やグラピンスキ総裁の発言がタカ派(利上げに前向きな姿勢)に傾けば、ズロチ(PLN)高が進み、EUR/PLNが200日移動平均線を下回る圧力が強まる可能性がある。

    この見方を支えるのがインフレ環境だ。4月の消費者物価指数(CPI、消費者向けの物価の変化を示す指標)は上振れと受け止められており、価格上限や減税がある中でも主に燃料・エネルギーが押し上げたとされる。原油価格、二次波及効果(コスト上昇が他の品目や賃金に広がること)、今後政策が引き締め方向に寄る可能性が意識されやすい。

    このように値動きの範囲が明確な局面では、レンジを抜ける動きに備えるオプション取引(将来の特定価格で買う・売る権利を売買する手法)も選択肢となる。1カ月物のインプライド・ボラティリティ(市場が見込む将来の変動率)が約7.8%とされる中、ロング・ストラングル(権利行使価格が現在値から離れたコール=買う権利とプット=売る権利を両方買う戦略)は、NBPの発信後に4.2600超または4.2100割れへ動く場合に備えやすい。

    長期では、フォワード市場(将来の金利水準を織り込む市場)は今後12カ月で最大4回の利上げを見込み、政策金利が4.75%に達するとの織り込みが示唆されている。ただし、この織り込みは時間とともに後退するとみられる。利上げ期待が後退すれば、通常はPLNの支えが弱まり、EUR/PLNはじり高方向のリスクが高まる。

    上方向への緩やかな上昇に備える

    数週間の時間軸では、上方向への緩やかな上昇の恩恵を受けつつ下方向のリスクを抑える戦略が有効となり得る。例えば、満期が長めで権利行使価格が4.2600の少し上のコール(買う権利)を買う方法がある。市場が過度な金融引き締め(利上げ)見通しを修正し、EUR/PLNが抵抗線を上抜ける局面で利益が出やすい。

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