USD/CHF(米ドル/スイスフラン)は2日続落し、水曜日のアジア時間に0.7800近辺で取引された。背景には、「リスクオン(投資家がリスク資産を買いやすい状態)」のムードが広がり、米国とイランの合意期待を受けて米ドルが下落したことがある。
国防長官のピート・ヘグセス氏によると、約1カ月前に始まった停戦は維持されている。国務長官のマルコ・ルビオ氏は攻撃的な作戦は終了し、焦点はホルムズ海峡の海上輸送ルートの保護に移ったと述べた。
停戦維持でリスクオンの流れ
トランプ米大統領は、ホルムズ海峡で立ち往生した船舶の離脱支援を一時停止すると述べた。イランの港に向かう船、またはイランの港から出る船への封鎖は継続される。
米ドルは原油価格の下落でも売られた。エネルギー価格の低下でインフレ(物価上昇)懸念が和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げで物価を抑える必要があるとの見方が後退した。
スイスの4月の消費者物価指数(CPI、物価の代表的な指標)は前年比0.6%上昇し、3月の0.3%から伸びが拡大、スイス国立銀行(SNB)の今年平均予想0.5%も上回った。食品・エネルギーなど変動の大きい品目を除いたコアインフレ(基調的な物価指標)は0.4%から0.3%に低下し、2021年7月以来の低水準となった。
SNBは6月に政策金利を0%に据え置き、その後も約12カ月維持するとみられている。