USD/JPYは介入警戒の後退で上昇、ドル高基調が買いを下支え――160.00を視野に157.91で推移

    by VT Markets
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    May 6, 2026

    米ドル/円は火曜日に0.48%上昇し、157.91円前後となった。先週木曜日の日本当局による為替介入(政府・日銀が市場で円を買い、相場を動かそうとする措置)の後も、米ドルは底堅かった。この局面で同通貨ペアは約2.50%(約400pips)下落していた。pips(ピップス)は為替の最小変動単位で、ドル/円では通常0.01円を指す。

    米国株は上昇して引けた。米当局は停戦が維持されていること、ホルムズ海峡(中東の重要な海上輸送路)で船舶が護衛されていることを示した。市場は地政学リスクに敏感なままで、ドル指数(複数通貨に対する米ドルの強さを示す指数)は98.48で横ばい。米10年債利回り(長期金利の代表指標)は0.14%低下して4.426%となった。

    Market Data And Risk Backdrop

    米国の指標では、4月の景気活動が減速した。ISM非製造業景況指数(サービス業の景況感を示す指数、PMI)は53.6と、3月の54.0から低下した。雇用サブ指数は45.2から48.0に上昇。支払価格指数(企業が支払うコストの上昇度合い)は70.7で横ばいとなり、2022年4月以来の高水準だった。

    3月の貿易収支は、輸入が3.6%増、輸出が3.1%増となり、赤字が拡大した。JOLTS求人件数(米労働市場の需給を示す指標)は692.2万件から686.6万件へ減少し、市場予想の683万件を下回った。

    日本の財務相は5月4日、投機的な動きへの対応を示唆した。先週の円買い介入は約350億ドル規模と推定されている。テクニカル面では、価格は157.89円近辺で、移動平均線(一定期間の平均値でトレンドをみる指標)が並ぶ158.69円付近を下回る。RSI(相対力指数、買われ過ぎ・売られ過ぎをみる指標、14日)は45近辺。上値抵抗は158.69円と160.00円、下値支持は155.38円、153.45円、148.40円付近とされる。

    Options Strategy And Intervention Risk

    トレーダーの観点では、この経緯から米ドル/円のオプション(将来の売買価格をあらかじめ決められる権利)で、インプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される予想変動率)は今後数週間も高止まりしやすい。不意の当局対応への警戒が不確実性を高め、当局発言にオプション価格が反応しやすくなるためだ。この環境では、裸のオプション売り(ヘッジなしでオプションを売ること)は急変で損失が膨らむ恐れがあり、リスクが高い。

    現実的には、スプレッド取引(複数のオプションを組み合わせ、損失上限を決める手法)でリスクを限定しつつ、高値再トライを狙う構成が選択肢となる。例えばブル・コール・スプレッド(コールを買い、より高い行使価格のコールを売る)は、160円のような節目への上昇を狙える一方、最大損失は支払ったプレミアム(オプション料)に限られる。上方向の基調を取り込みつつ、介入で急落した場合の傷を抑えやすい。

    一方、当局の追加対応を見込む場合は、アウト・オブ・ザ・マネーのプット(現値よりかなり下の行使価格の売る権利)を安く買い、ヘッジ(保険)または投機として備える方法もある。コストは小さいが、当局が強く相場を押し下げ、再び数百pips動くと利益が大きくなり得る。要人の口先介入(発言で相場をけん制すること)は実際の行動に先行することがあるため、注意が必要だ。

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