コメルツ銀行のランブレヒト氏:原油高によるインフレ懸念と中国需要が金相場を左右、足元は4,550ドル割れ

    by VT Markets
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    May 5, 2026

    イラン戦争の開始以降、原油価格はインフレ見通しや金利見通しを通じて金価格に影響する主要要因となっている。金は1トロイオンス当たり4,600米ドル近辺で下げ止まった後、米国指標の上振れと原油高を受けて4,550米ドルを下回った。

    直近7営業日では、原油高に対して金は逆方向に動いた。インフレリスクの上昇により金融引き締めの可能性が高まったためだ。金融引き締めとは、中央銀行が政策金利を引き上げるなどして資金調達コストを上げ、物価上昇を抑えようとすることを指す。金利が上がると、利息を生まない金を保有する不利(機会費用=金を持つ代わりに金利の付く資産を持てたはずの利益が失われる)が大きくなり、金価格を押し下げやすい。

    Gold Reaction To Oil And Rates

    米国の受注(企業の注文)指標が堅調で、原油高も重なり金利上昇への警戒が強まった結果、金は1トロイオンス当たり4,500米ドル強で引けた。これは約1カ月ぶりの安値。

    ワールド・ゴールド・カウンシル(世界金協会)のデータによると、中国の第1四半期の地金・金貨需要は前年同期比で約67%増だった。世界の地金・金貨需要のうち、中国は45%弱を占めた。

    中国は6月から金の輸入規則を緩和する方針だ。中央銀行の草案では、「多目的許可」(同一の輸入許可を複数用途で使える制度)の対象拡大、有効期間を6カ月から9カ月へ延長、許可の使用回数制限の撤廃が盛り込まれた。

    さらに、より多くの中国の港で金地金の通関が可能になる。

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