ナスダック(NQ100)は再び史上最高値を試している。ここを上抜ければ買いが加速しやすい一方、反落すれば短期的な調整(下落)が起きやすい。
次の上値抵抗(レジスタンス)はETゾーン8で、そこまで上昇余地はある。ただし、きのうの弱いローソク足(売りが優勢だった足)は、現水準付近に売り圧力があることを示す。
Key Scenarios Ahead
1つ目の想定は、きのうの高値で上値を抑えられて反落するケースだ。この場合、下落が広がる可能性がある。価格はETゾーン7まで戻り、そこで下げ止まり(反発)が起きる展開が考えられる。
2つ目の想定は、きのうの高値を上抜けるケースだ。この場合、もう一段の上昇が入りやすい。新高値を付けた後は、いったん押し目(調整)が入ってから、後にETゾーン8へ向かう展開が想定される。
4時間足では、修正局面(上昇トレンド中の一時的な下落)の後、ETゾーン8がサポート(下値支持)として機能していた。現在は以前の高値水準まで戻っており、ここが重要な節目になっている。
図示された抵抗帯を上抜ければETゾーン9への上昇が開ける。一方で、ABCリトレースメント(A→B→Cの3波で進む典型的な押し目パターン)が進めば、21EMA(21期間の指数平滑移動平均線。直近の値動きに重みを置いたトレンドの目安)付近とETゾーン8まで押し戻される可能性がある。
Momentum And Retracement Levels
押し目の深さはモメンタム(値動きの勢い)次第だ。21EMAゾーンの下側で下げ止まる可能性もあるが、そこを維持できなければ、より深い下落になり得る。
ナスダックは史上最高値圏の重要局面にあり、数週間のうちに方向感が出やすい。きのうの失速は、上昇の勢いが強い一方で、この水準では売りも出やすいことを示す。ブレイクアウト(上抜け)か反転(下落転換)かの局面だ。