EUR/USDは2日続落の後は小動きとなり、火曜日のアジア時間は1.1690近辺で推移した。1.1700を割り込み、50日指数平滑移動平均(EMA:直近ほど重みを置いて平均価格をならした移動平均)付近の1.1682で下値支持を試している。
値動きは上昇チャネル(高値・安値を切り上げる平行な値動きの枠)の下限近くにあり、この下限を明確に割り込むと下落への転換(弱気への反転)を示す場合がある。通貨ペアは50期間EMA(一定本数の価格を指数平滑した平均)をわずかに上回る一方、9期間EMAを下回っており、方向感の乏しいもみ合いを示唆する。
中立的なモメンタム信号
14日RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを0〜100で示す指標)は50近辺で、中立的な勢いを示す。直近の持ち直しはみられるものの、明確なトレンドには至っていない。
EUR/USDがチャネルを下抜けすれば、3月13日に付けた9カ月安値1.1411に向けて下押し圧力が強まる可能性がある。下値の焦点は1.1682で、50日EMAとチャネル下限が重なる水準だ。
上値では、まず9日EMAの1.1706が最初の上値抵抗となる。これを上抜ければ、4月17日の11週高値1.1849、次いでチャネル上限近辺の1.1960、その後は1.2082(2021年6月以来の高値で、1月27日に到達)に視線が移る。