OCBCのストラテジストは、米ドル/シンガポールドル(USD/SGD)がNY引けにかけて下落し、ブレント原油と米ドル/円(USD/JPY)の軟化を背景に、戻り売りが優勢との見方を示した

    by VT Markets
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    May 5, 2026

    OCBCによると、USD/SGDは金曜のニューヨーク市場引けにかけて下落した。背景には、北海ブレント原油(Brent、国際原油価格の代表指標)の急落と、USD/JPYの反落(いったん下げること)があった。これらの動きにより、短期的なインフレ懸念や米国債利回り(国債の金利)の上昇懸念はやや和らいだ。

    同社は今回の下落を、「本格的なトレンド転換」ではなく「安心感による下げ」と説明した。短期的には上げ下げの両方を試す値動きになりやすいものの、基本は戻り局面での売り(上昇時に売る)を選好するという。

    また、地政学リスクに関するニュースは変化しやすく、原油価格、インフレ期待(将来の物価上昇見通し)、景気不安、リスク選好/回避(投資家の危険資産志向)に影響し得ると指摘した。市場は米国とイランの動向、およびUSD/JPYにさらなる下落余地があるかを注視しているという。

    USD/SGDは直近で1.2730近辺。同社は、日足の勢い(モメンタム、価格変化の強さを示す指標)とRSI(相対力指数、買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)からは明確な方向感が出ていないとした。

    サポート(下値の目安)は1.2720と1.2680。レジスタンス(上値の目安)は1.2760〜1.2770で、上位のレジスタンスは1.2850とした。

    USD/SGDが1.2730近辺まで下げた最近の動きは、トレンドが変わったというより一時的な落ち着きとみるべきだ。この動きは主に、ブレント原油が1バレル=85ドル前後まで下げたことと、USD/JPYが小幅に一服したことによる。ただし、米ドル高を支える根本要因は消えていない。

    基本スタンスは、1.2760〜1.2770のレジスタンス帯に近づく局面での戻り売りを維持する。2026年4月の米インフレ率が3.5%となり、物価の下がりにくさ(インフレが続く状態)への懸念は残るため、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締め姿勢(タカ派、利下げに慎重)を弱める可能性は高くない。この構図は今後数週間、米ドルの下支え要因になりやすい。

    デリバティブ(金融派生商品)を取引する場合、USD/SGDが1.2770のレジスタンスに近づく局面では、プットオプション(売る権利、下落で利益になりやすい)を買う戦略が考えられる。これにより、その後の下落に備えつつ、支払うプレミアム(オプション料)に損失を限定できる。より強いレジスタンスである1.2850近辺も、同様の取引機会になり得る。

    地政学ニュースには注意が必要で、原油価格や市場心理は短時間で変わり得る。2025年後半の同様の緊張では、USD/SGDが急騰した後に反落し、「上げたところを売る」戦略が有効だった。現在も見出し主導の上昇は持続しにくい環境に見える。

    日足のテクニカル指標が中立的であるため、超短期では往来相場となる可能性もある。サポートの1.2720近辺では短期の買い(押し目買い)機会が出るかもしれないが、これはあくまで短期取引であり、戻り売りを基本とする中期の見方とは異なる。

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