片山氏「日米二国間合意の下、投機的な為替変動には断固対応する用意」

    by VT Markets
    /
    May 4, 2026

    日本の片山さつき財務相は月曜日、昨年9月に米国と結んだ二国間合意に基づき、投機的な為替の動きに対して断固たる行動を取る用意があると述べた。発言は、財務省と日銀が4月30日の円買い介入(政府・日銀が市場で円を買い、円安を抑える取引)を確認してから2営業日後に出た。

    警戒感が強まるなか、ドル円(USD/JPY)は一時160.73から下落後、値幅のおよそ半分を戻し、157.00近辺で推移した。金曜日以降、相場は157.00〜157.50の範囲で上値が重い。

    介入リスクとサプライチェーン重視

    片山氏は、日本のアジア域内のサプライチェーン(部品調達から生産・物流までの供給網)へのリスクにも言及し、円安が製造業の競争力(輸出価格やコスト面の強さ)と結び付く可能性を示した。記事では、イラン情勢が意識される原油価格、輸入コストの高止まり、ホルムズ海峡の封鎖(主要な原油輸送ルートの遮断)といった材料が挙げられている。加えて、ゴールデンウィークで市場参加者が減り売買が薄くなる「流動性の低下」が、追加措置のタイミングになり得るとの見方も示された。

    木曜日以降、ドル円は介入による下げの半分近くを24時間以内に戻したが、157.50近辺ではその都度跳ね返された。報道は、155.50方向への断続的な下落も伝え、157.50が当局の行動を促しやすい重要水準になっている可能性を指摘している。

    東京からの警告が改めて出たことで、今後数週間はドル円の「高いボラティリティ(価格変動の大きさ)」が最大の取引要因になりやすい。方向性の継続に賭けるより、急変動で利益を狙うオプション(将来、あらかじめ決めた価格で売買する権利)戦略に焦点が当たりやすい。1週間物のインプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される市場の変動予想)は15%を超え、2024年初の混乱期以来の水準となっており、市場が次の急変に備えていることを示す。

    157.50が明確な上値の壁として意識されるなら、その上の権利行使価格(ストライク)で短期のドル円コール(ドルを買う権利)を売ってプレミアム(オプションの受取価格)を得る戦略が検討対象になる。オプション市場でも、リスクリバーサル(同じ期間のコールとプットの価格差で偏りを見る指標)が1年以上で最大の「円コール(円高に備える権利)優位」を示しており、投資家が下落(ドル円の下)への保険に高いコストを払っている状況がうかがえる。つまり基調はドル高でも、市場は当局の介入リスクを強く意識している。

    こうした強硬姿勢は、米ドル高の基礎条件がなお優位であるなかで出ている。米日金利差(米国と日本の政策金利・市場金利の差)は5.25%(525bp=1bpは0.01%)を上回っており、ドルを持つ利回りの優位が続く。先週の米インフレ指標も粘着性が強く、FRB(米連邦準備制度理事会)が金融政策の転換を示しにくい。強い金利要因と、日銀・政府の「実弾」(市場介入による直接の影響力)がぶつかる構図だ。

    過去の手法と数週間に及ぶ通貨攻防

    2022年後半の介入を参考にすると、相場を明確に反転させるには円買いを複数回実施する必要があった。今回も単発ではなく、為替水準を巡る数週間規模の攻防の始まりとなる可能性がある。介入をサプライチェーン防衛として位置付けることは、当局が継続的に動くための政治的な根拠になり得る。

    VT Marketsのライブ口座を開設 し、取引を開始 する。

    see more

    Back To Top
    server

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    すぐに私たちのチームとチャット

    ライブチャット

    次の方法でライブチャットを開始...

    • テレグラム
      hold 保留中
    • 近日公開...

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    テレグラム

    スマートフォンでQRコードをスキャンしてチャットを開始するか、 ここをクリックしてください.

    Telegramアプリやデスクトップ版がインストールされていませんか? Web Telegram をご利用ください.

    QR code