トゥイリオ(TWLO)株は、木曜の時間外に発表された第1四半期決算を受け、金曜に一時21%高となった。寄り付きでは179.48ドルを付け、4年ぶり高値となった。第1四半期の売上高成長率(前年同期比)は20%だった。
米国株全体も、アップル(AAPL)の決算や、イランがパキスタンの仲介者に更新版の和平案を送ったとの報道に支えられた。米原油(WTI)は4%下落し、株式の追い風となった。
3月31日までの四半期で、トゥイリオの調整後EPS(特別要因を除いた1株当たり利益)は1.50ドルとなり、市場予想(コンセンサス)の1.27ドルを上回った。売上高は14.1億ドルで、予想を約7000万ドル上回った。
第2四半期について会社側は、売上高見通しを14.25億ドルとし、予想を3500万ドル上回った。調整後EPSは、従来予想の1.29ドルと同水準を見込む。通期のフリーキャッシュフロー(事業で稼いだ現金から設備投資などを差し引いた、自由に使える現金)見通しの中央値は、10.5億ドルから10.9億ドルへ引き上げた。
ウェルズ・ファーゴは目標株価を147ドルから200ドルに引き上げた。一方、RBCキャピタルは投資判断をアンダーパフォーム(市場平均を下回る見通し)に据え置き、目標株価を100ドルから120ドルへ引き上げた。月足チャートでは150ドル近辺に下値支持線(サポート)が見られる。月足RSI(相場の過熱感を示す指標)は65に近づいており、買われ過ぎの目安とされる70は下回っている。
オプション市場では、トゥイリオ株のインプライド・ボラティリティ(将来の値動きの大きさに対する市場予想)が足元で45%近くまで上昇し、年初の35%近辺から高まっている。これは次回決算を前に値動きが大きくなると市場が見ていることを示す。この局面では、行使価格150ドルのキャッシュ・セキュアード・プット(株購入に必要な現金をあらかじめ確保した上で、プット=売る権利を相手に売る取引)が選択肢になる。保険料(プレミアム)を受け取りつつ、株価が下がれば150ドルで株を買う可能性がある戦略で、150ドルはサポートとして意識されやすい水準だ。
「ボイスAI」(音声を理解・生成するAI)という成長テーマが続くとみる向きには、コール・スプレッド(コール=買う権利を買い、別の行使価格のコールを売ってコストを抑える取引)も有効だ。例えば、7月限170ドルのコールを買い、7月限185ドルのコールを売るブル・コール・スプレッドでは、利益の上限はできるものの、ボラティリティが高い環境で初期費用を抑えられる。リスクを限定しながら、株価の戻りを狙える。