イングランド銀行がタカ派的な据え置きを決定したことを受け、重要指標発表を前にGBP/USDはほぼ1%上昇し1.3600まで上昇

    by VT Markets
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    May 1, 2026

    GBP/USDは木曜日に0.96%上昇し、値動きの荒い展開を経て1.3600近辺で取引を終えた。欧州時間の朝に1.3455前後まで下落した後、NY時間の午後にかけて上昇に転じ、日足では下ヒゲが長い形となった。

    イングランド銀行(BoE、英国の中央銀行)は政策金利(Bank Rate、BoEの基準金利)を3.75%で据え置いた。採決は8対1で、ヒュー・ピル氏は0.25%(25bp=0.25%のこと)の利上げを支持した。総裁は「二次的なインフレ(物価上昇が賃金上昇などに波及して持続するリスク)」に言及し、エネルギー主導の物価圧力が賃金に波及する可能性を指摘した。

    BoE And Fed Signals

    米国では、PCE物価指数(個人消費支出物価指数、FRBが重視するインフレ指標)が3月に前年比3.5%上昇し、市場予想と一致した。1-3月期GDP(国内総生産、国全体の生産・所得の合計)の成長率は2%と、予想の2.3%を下回り、ドルは日中後半に上値を抑えられた。

    金曜日はISM製造業PMI(景気の良し悪しを示す製造業の指数)に注目が集まる。市場予想は53で、支払価格指数(企業が支払う仕入れ価格の動き)予想は80。ピル氏は欧州時間の朝に講演も予定されている。

    来週、英国は月曜日がバンクホリデー(祝日)で、重要指標の発表は予定されていない。米国は火曜日にISM非製造業PMI(サービス業の景況感指数)、水曜日にADP雇用統計(民間の雇用者数推計)、来週金曜日にNFP(米雇用統計の非農業部門雇用者数、雇用の主要指標)が控える。

    Options And Volatility Positioning

    本日(2026年5月1日)の状況は当時と異なる。BoEはその後、政策金利を現在の4.5%まで引き下げた。英国のインフレ率は最新で3.1%まで低下した一方、サービス分野のインフレ(サービス価格の上昇)が高止まりし、中銀は慎重姿勢を崩せない。これに対し米国では、2026年1-3月期のGDPが年率換算で2.2%と堅調で、FRB(米連邦準備制度理事会、米国の中央銀行)が急いで利下げする必要性は小さい。

    こうした景気見通しの差が広がる中、GBP/USDは足元で1.2750近辺で取引されており、変動が大きくなる事態に備えるため、オプション(一定期間にあらかじめ決めた価格で売買できる権利)の活用を検討する局面だ。ペアのインプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される将来の予想変動率)は、来週のNFPを前に上昇している。NFPは、FRBの金融政策見通しを動かし得る重要指標だ。ロング・ストラドル(同一の権利行使価格でコールとプットを同時に買う戦略)は、雇用統計をきっかけに上下どちらかに大きく動けば利益になり得る。

    英国の成長が弱いことを踏まえると、今後数週間はポンドの下方向リスクが相対的に大きい。GBP/USDのプット(下落に備える売る権利)を買う、またはベア・プット・スプレッド(プットを買い、より低い権利行使価格のプットを売ってコストを抑える戦略)を組むことで、損失を限定しつつ1.2500のサポート水準(下げ止まりやすい目安)への下落を狙える。米雇用が強く、追加利下げ観測が後退してドル高が進む一方、BoEがハト派(金融引き締めに慎重)に傾けば、こうしたポジションが有利になりやすい。

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