コメルツ銀行、インドの成長率は需要や「GST 2.0」改革、投資促進型予算に支えられ6.5%近辺と予想―リスク要因は増大

    by VT Markets
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    May 1, 2026

    コメルツ銀行のアナリストは、インドの実質GDP(国内総生産)の成長率が2026~2027年度に約6.5%になると見込む。背景として、内需、GST 2.0(物品・サービス税の制度見直し)改革、投資を支える予算を挙げた。

    内需が最大の成長要因とされる。賃金の上昇、個人消費の底堅さ、官民投資の継続が支えで、2026~2027年度の連邦予算(中央政府の年間予算)や、これまでの金融緩和(政策金利引き下げなど)も追い風という。

    成長要因と政策支援

    リスクとして、原油価格の上昇、エルニーニョ現象に伴う農業の弱含み、対外要因の悪化が挙げられた。政府は財政健全化(財政赤字の縮小)を進めており、2026~2027年度の財政赤字目標をGDP比4.4%(前年度は4.5%)としている。

    経常収支赤字(貿易・サービス収支などを合算した対外収支の赤字)は2025~2026年度にGDP比1%と予測された。ただし、原油高が続けばGDP比2%まで拡大する可能性がある。インドは原油需要の約87%を輸入に依存しているためだ。

    エネルギー調達は変化しており、原油輸入の46%が中東からとなった。2022年以前の60%超と比べて低下している。

    内需は底堅く、インド株価指数の強さが続く可能性がある。2026年3月期の四半期データではGDP成長率が6.8%と高水準だった。上昇余地を狙う手段として、ニフティ50(インド主要50銘柄の株価指数)のコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買う権利)の購入が示唆される。この戦略は、国内の消費と投資の強さが株価を押し上げることに賭けるものだ。

    対外ショックへのヘッジ

    一方、原油高リスクは大きい。北海ブレント原油は直近で1バレル=95ドルに達した。これはルピーに直接の下押し圧力となり、対ドルで84.50を超える水準までルピー安が進んだ。輸入額の増加で貿易収支が悪化しやすい局面では、USD/INR(米ドル/インドルピー)のコールオプション購入が、通貨下落への備え(ヘッジ)になり得る。

    内需の強さと、明確な外部リスクの併存は、価格変動(ボラティリティ)を高めやすい環境を生む。インド気象局の4月予報で平年を下回るモンスーン(雨季の降雨)が示されたことも、農村向けセクターの不確実性を高める要因だ。VIX先物(予想変動率指数の先物。市場の不安定さに連動しやすい)や、ニフティ指数のストラドル(同じ満期・同じ権利行使価格のコールとプットを同時に買い、上下どちらかの大きな値動きを狙う戦略)が有効となる可能性がある。

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