英ポンド/米ドル(GBP/USD)は木曜日、英国中銀(BoE)が政策金利を据え置いたにもかかわらず約0.78%上昇した。為替レートは1.3581で推移し、強気包み足(ブル・エンガルフィング、前日の陰線を当日の陽線が包み込む上昇シグナル)の形が完成に近づいている。
テクニカル面は中立だが、上向きに傾く。GBP/USDが1.3560~65付近の上値抵抗線(レジスタンス・トレンドライン、上昇を抑えやすい線)を上抜けたためだ。RSI(相対力指数、買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)は60を上回り、上昇の勢いが強まっていることを示す。
強気包み足の上抜けシナリオ
1.3600を上抜ければ強気包み足が確認され、2月11日高値の1.3711を試す展開があり得る。1.3711を突破すれば、次の目標は1.3800となる。
一方、4月29日高値の1.3528付近で反落すれば、1.3500へ下落しやすい。さらに明確に下抜ける場合、1.3468/67が視野に入る。ここは100日SMAと20日SMA(単純移動平均線、一定期間の平均値でトレンドをみる指標)が重なる水準で、その後は4月23日安値の1.3448が意識される。
下押しリスクとヘッジ(損失を抑える手当て)
反転に備える必要もある。重要な上値抵抗をはっきり上抜けできない場合は特に注意したい。GBP/USDが1.2820を割り込むと、強気の勢いが弱まっているサインとなる。この局面では、プットオプション(売る権利。下落に備える手段)を買うことで、保有する買いポジションのヘッジ、または1.2750付近の下値支持(サポート、下げ止まりやすい水準)への下落を狙う手段になり得る。