GBP/USDはアジア時間に1.3500方向へ持ち上げたものの上値を固められず、1.3475~1.3480近辺で推移し、ほぼ前日比横ばいだった。市場参加者が英中銀(BoE)の金融政策発表と米インフレ指標を待つなか、100日単純移動平均線(SMA:一定期間の終値平均を線で示した指標)を上回って推移した。
BoEは金融政策を発表する予定で、政策金利は据え置きが見込まれていた。市場の織り込み(先物や金利スワップなどに反映された予想)では、エネルギー価格上昇によるインフレ再燃リスクを背景に、2026年に2回利上げとなる確率が高まっていた。声明文、記者会見、ベイリー総裁の指針(今後の政策運営の示唆)に注目が集まっていた。
Intraday Price Action
水曜日、GBP/USDは1.355近辺の維持を試みた後に下落し、18:00 GMT(英国時間)以降に1.3460近辺まで下げ、その後は1.3480近辺で引けた。08:00 GMT以降のドナルド・トランプ氏のSNS(Truth Social)投稿を受け、ブレント原油(北海産の代表的な原油指標)が1バレル=110ドル超へ上昇し、米ドルを下支えした。
米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利(フェデラルファンド金利:米国の短期金利の中心となる誘導目標)を3.5%~3.75%に据え置いた。連邦公開市場委員会(FOMC:FRBの金融政策決定会合)の採決は1992年以来で最も意見が割れた。パウエル議長の記者会見を受けて米10年国債利回り(長期金利の代表指標)が4.4%を上回り、GBP/USDは1.3480近辺で0.30%安だった。
木曜日の予定は、11:00 GMTにBoE発表、11:30 GMTにベイリー総裁会見。米国は12:30 GMTに、3月PCE(個人消費支出:個人の支出動向を示す指標)およびPCEデフレーター(PCEの物価面の指標で、FRBが重視するインフレ指標)、1-3月期(Q1)速報GDP(国内総生産:経済規模を示す指標)、Q1雇用コスト指数(賃金など労働コストの伸びを示す指標)、新規失業保険申請件数(週次の雇用指標)の発表が控えていた。13:45 GMTにはシカゴPMI(購買担当者景気指数:製造業などの景況感を示す指標)が続く。
パウエル氏は、刑事捜査が終わるまで理事として留任し、目立たない形で活動し、議長としての8年任期が終わる5月15日以降も残る方針だと述べた。