EUR/USDは北米時間に約0.17%下落し、日中高値1.1720を付けた後、1.1684近辺で取引された。米国とイランの対立が進展せず、米指標が景気の底堅さを示したことが背景。
エネルギー価格の上昇が米ドルを下支えした。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート=米国産原油の代表的な指標価格)は0.27%高、米ドル指数(主要通貨に対するドルの総合的な強さを示す指数)は98.66。米10年国債利回り(長期金利の代表指標)は5bp(ベーシスポイント=0.01%)上昇し4.398%となった。
Us Iran Conflict And Dollar Support
ドナルド・トランプ氏はイランに合意への署名を促した。一方、米海軍はイランの港を長期的に封鎖する準備を進めているとされ、協議は停滞している。
米コア耐久財受注(輸送機器を除いた耐久財の受注。設備投資の先行指標)は3月に前月比3.3%増となり、2月の1.6%増から伸びが拡大し、市場予想の0.6%増を上回った。耐久財受注(総合)は前年比で-1.2%から0.8%へ改善し、予想の0.5%を上回った。
ドイツのHICP(調和消費者物価指数=EU基準のインフレ指標)は前年比で2.8%から2.9%へ上昇したが、予想の3%を下回った。前月比は1.2%から0.5%へ低下し、予想の0.8%を下回った。
米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を3.50%~3.75%で据え置く見通し。欧州中央銀行(ECB)も据え置きが見込まれる。短期金融市場では、年内にECBが合計3bpの小幅利上げを行う確率が織り込まれている。
Technical Levels And Market Pricing
テクニカル面では、EUR/USDは1.1690近辺。トリプルのSMA(単純移動平均線=一定期間の平均価格)がおおむね1.1649に位置し、上値抵抗(レジスタンス)は1.1760と1.1800付近。RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は約50.4。