TDセキュリティーズのグローバル戦略チームは、4月のFOMC(米連邦公開市場委員会)会合で、FRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利を3.50~3.75%に据え置くと予想している。背景として、労働市場(雇用と賃金の需給)の均衡と、原油ショック(原油価格の急騰)に伴う総合インフレ率(全ての品目を含む物価上昇率)の上振れを挙げた。
同チームは、先行きの不確実性が続くとして、FRBが「慎重に様子を見る」姿勢を繰り返すとみる。パウエル議長も、今後の政策運営について中立(利上げ・利下げのどちらにも踏み込まない)な姿勢を維持すると予想した。
Expected Market Reaction
TDセキュリティーズは、FRBの決定そのものによる金利の反応は限定的にとどまる可能性があると指摘した。一方で、中東情勢に関するニュースで金利が動き続ける可能性があるとも付け加えた。
同ノートによると、上院銀行委員会が東部時間午前10時にケビン・ウォーシュ氏の指名に関する採決を行う。市場は、FRBの記者会見でパウエル議長の後任(次の議長)に関する発言が出るかどうかにも注目しており、今回が同氏の議長として最後の会合になる可能性があるためだという。