銀は水曜日、3週間ぶり安値となる72.00ドル近辺から反発したが、74.00ドルを下回ったままだった。執筆時点では73.10ドル近辺。
米ドルは堅調。市場は水曜日後半に予定される米連邦準備制度理事会(FRB、米国の中央銀行)の決定を待っていた。FRBは政策金利(中央銀行が決める短期金利)を据え置くとの見方が大勢だった。
Fed Leadership And Geopolitical Risks
ジェローム・パウエル議長は、ドナルド・トランプ米大統領の要請を受け、理事会(Board of Governors、FRBの意思決定機関)に残るか退くかの判断を迫られている。TDセキュリティーズは、中東の戦争状態が景気を悪化させ、キャリーコスト(保有に伴う資金調達費用など)を押し上げる場合、銀は一段安になり得ると指摘した。
銀/米ドル(XAG/USD、銀価格を米ドルで示した通貨ペア)は73.00ドル近辺で推移し、4月中旬に83.00ドル超を付けた後の下落基調(弱い流れ)が続いた。下値の目安は、3〜4月の上昇局面に対するフィボナッチ・リトレースメント(値動きの押し戻し比率を測る手法)の50%水準である約72.00ドル付近。
4時間足チャートでは、RSI(相対力指数、買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)が50を下回り、MACDヒストグラム(トレンドの強弱を見る指標)もゼロを下回った。上値では、74.00ドルを上抜け、さらに先週の76.70〜77.00ドルのゾーンを超える必要があり、そこをクリアできれば80.00ドルが視野に入る。
72.12ドルのフィボナッチ水準を割り込むと、69.50ドル(61.8%水準)や4月7日の安値である68.30ドル近辺が次の下値めどとなる可能性がある。テクニカル分析の部分はAIツールの支援を受けて作成された。