日本の片山さつき財務相は、景気は緩やかに持ち直しており、賃上げの勢いも続いている一方、先行きには慎重な姿勢が必要だと述べた。木内実経済相は、日銀に対し、政府と歩調を合わせた情報発信と政策運営を通じて、物価上昇率2%の目標(インフレ目標)達成を目指すよう求めた。
日本は、アジア開発銀行(ADB)およびASEANプラスの会合を前に、アジア各国との通貨スワップ協定(通貨を相互に融通できる取り決め)を見直す方針。関係者によると、原油先物(将来の原油価格に基づく取引)の変動が外国為替相場に影響しており、日本は必要なら迅速に対応する構えだ。
日本、相場監視を強化
日本は、必要に応じて米国と緊密に連携し、対応するとした。当局は市場を24時間体制で監視しているという。
執筆時点でUSD/JPYは159.40と0.01%下落。円相場は、日本の景気、日銀の金融政策、日米の国債利回り差(長期金利差)、投資家のリスク選好(リスクを取りやすいか慎重か)に左右される。
日銀は為替介入(為替市場で通貨を売買し相場に影響を与える措置)を行う場合がある。2013〜2024年の大規模な金融緩和(市場に資金を供給し金利を低く抑える政策)は、円安の要因となった。一方、2024年から緩和を段階的に縮小しており、円の下支えにつながっている。
過去10年で日米の10年国債利回り差は拡大し、ドル高・円安を後押しした。その後、日本が金融緩和から離れ、他の中央銀行が利下げを進めたことで、利回り差は縮小傾向にある。