SPXは3月安値からの上昇基調を維持、成熟したインパルス波動パターンが完了間近

    by VT Markets
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    Apr 28, 2026

    S&P500(SPX)は3月の安値から上昇を続けており、この動きはエリオット波動でいう「5波動の上昇(インパルス=推進波)」が進行している「成熟した形」と説明されている。現在は「v波」(5波動の最後の上昇局面)にあるとされ、パターンは完了に近い可能性がある。

    フィボナッチ拡張(値幅の比率から上値目標を推定する方法)を用いると、v波の目標値は7,231が想定される。これはv波の値幅がi波(最初の上昇局面)の61.8%に達する前提に基づく。さらに上の拡張水準として、等倍(100%)の7,344、1.618倍(161.8%)の7,525が示されている。

    Key Extension Targets To Watch

    推進波の完了後は、5波動全体の上昇に対するフィボナッチ・リトレースメント(上昇分に対してどの程度押し戻すかを測る方法)で調整(下落)が想定される。典型的には少なくとも38%程度の押しが起きやすく、ピークの位置次第では6,900〜7,000付近への下落を意味する。

    また、パターン終了に伴い2〜5%の下落が起こり得るとの見方も示されている。筆者はAlchemy MarketsのZorrays Junaid氏で、DailyFXやElliott Wave Forecastへの寄稿経験がある。

    S&P500の2026年3月30日安値からの上昇は最終局面にあるように見える。今後は天井形成の可能性が意識され、数週間以内に2〜5%下落する展開があり得る。トレーダーは、上昇トレンドが成熟し方向転換しやすくなる点を踏まえ、相場の変化に備える必要がある。

    市場の強さを踏まえると、最初の目標である7,231に向けて最後の上伸が残る可能性もある。VIX(株式市場の不安度を示す指標で、数値が低いほど「落ち着いている」状態を示す)が2年ぶり低水準の13.5近辺で推移しているなか、コールオプション(一定価格で買う権利)を使えば、損失を限定しつつ最後の上昇局面に参加できる。ただし、ボラティリティ(価格変動の大きさ)が低い状態は市場の安心感が強いことも意味し、しばしば下落の前触れになりやすい。

    Positioning For A Potential Reversal

    反転の重要水準は7,231、これを上抜ける場合は7,344が焦点となる。2026年3月のインフレ指標は前年比3.6%と、市場予想の3.4%を上回った。これが上昇の勢いを止める材料(きっかけ)になり得る。これは、予想外のインフレ指標を受けて短期間で4%の調整が起きた2025年秋の状況に似ているとされる。

    指数がこれらの目標水準に近づく局面では、プロテクティブ・プット(保険としてプット=一定価格で売る権利を買い、下落に備える手法)の購入や、ベア・コール・スプレッド(上値が重い前提で、コールを売り、より上の行使価格のコールを買って損失を限定する弱気戦略)を検討するよう促している。これらは、相場がさらに上昇した場合のリスク管理をしながら、下落局面への備え(下落への感応度)を持てる。想定される押し目目標は6,900〜7,000で、3月安値からの上昇全体に対する標準的な調整幅に相当する。

    これは直ちに売りで入る合図ではなく、反転に備える意図だとされる。直近の雇用統計では雇用者数が27.5万人増と強い内容となり、FRB(米連邦準備制度理事会)が大幅に利下げを急ぐ理由が乏しいとの見方を強め、目先の天井形成を後押しする材料になり得る。したがって、上値抵抗を試す局面で弱気ポジションを段階的に積み上げる戦略が、今後数週間では妥当とされている。

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