月曜日の北米時間のGBP/USDは上昇し、米国とイランの協議が行き詰まり、米株が下落する中で0.19%高となった。相場は日中安値1.3506から反発し、1.3548で取引された。
その後、GBP/USDは1.3565近辺で推移し、前日比0.23%高。リスク選好(投資家がリスク資産を選びやすい状態)の改善と、米ドル安に支えられた。報道では、ホルムズ海峡(中東の主要な原油輸送路)の再開と米国との対立終結に関連したイラン側の提案に言及があった。
Market Session Recap
アジア時間のGBP/USDは、心理的節目(市場参加者が意識しやすい丸い水準)の1.3500近辺で押し目買い(下落局面で買いを入れること)が入り、1週間超ぶりの高値まで上昇した。1.3500台半ば手前で推移し、前日比0.10%高。上値目標として1.3600が挙げられた。
FXStreetのコンテンツチーム(経済担当記者とFXの専門家で構成)は、FXStreetが公開する記事の制作と監修を行っている。記事は、外国為替市場を取材する報道の手法に沿っているとしている。
現在の環境では、英中銀(イングランド銀行)が英国のインフレ率が目標(2%)をわずかに上回る2.1%近辺で推移している点を慎重に見極めており、GBP/USDのオプション(将来の一定条件で売買できる権利)におけるインプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の変動の大きさ)は重要な指標となる。昨年の不安定さが示すように、ストラドル(同じ期限・同じ行使価格でコールとプットを同時に買う戦略)を買うことは、今後数週間の値動きを狙う手段になり得る。特に中央銀行会合(政策金利などを決める会合)を控える局面では、有効性が高まる。方向を決め打ちせず、大きな動きが出た場合に収益機会を得やすい。
Options And Hedging
昨年のように1.3600到達を意識する局面と異なり、足元の上値抵抗(上昇を抑えやすい水準)は1.2800近辺で抑えられているようだ。最新の米雇用統計で非農業部門雇用者数(給与支払い対象の雇用の増減)が25万人超増と堅調だったことから、ドルのファンダメンタルズ(景気・雇用・金利などの基礎条件)面の強さは、2025年の一時的な停戦期待時よりも持続的に見える。下方向に備えるなら、行使価格1.2600近辺のアウト・オブ・ザ・マネー(現行レートから見て権利行使しても得にならない水準の)プット・オプション(売る権利)の買いを検討する余地がある。
2025年は地政学要因に市場の関心が偏ったが、現在は中央銀行の政策の違い(金融政策の方向性の差)など、より広い経済要因が焦点になっている。特定イベントによるリスクプレミアム(不確実性に伴う上乗せ)は薄れやすい一方、粘着的なインフレ(下がりにくい物価上昇)は主要な相場要因であり続ける。ポンド建て資産(価値がポンドで計算される資産)を持つ投資家にとっては、先物(将来の価格をあらかじめ決めて売買する契約)で、1.2700を明確に下抜ける局面に備えてヘッジ(損失を抑えるための相殺取引)を行うことが適切な対応となる。