英中銀の政策決定週を前にポンドは主要通貨に対して軟化、対米ドルでは1.3545近辺で小幅高

    by VT Markets
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    Apr 27, 2026

    英ポンドは週明け月曜日、主要通貨の多くに対して売り圧力がかかった。一方、対米ドルでは欧州時間にかけて約1.3545へ小幅に上昇した。動きは、木曜日に予定される英中銀(BoE)の金融政策決定を前にしたもの。

    市場では、BoEが政策金利を3.75%で据え置き、採決は「8対1」で据え置き支持が多数になるとの見方が強い。背景には、3月の英国コアインフレ率の低下に加え、中東情勢の緊張で原油価格が上昇しやすく、先行きが読みづらいことがある。

    BoE Signals And Market Expectations

    BoEのピル・チーフエコノミストは、物価上昇圧力を抑えるため、金融環境を引き締め気味に保つ姿勢を示している。ベイリー総裁はワシントンでのIMF会合で、ロイターによれば「非常に大きなマイナスのショック」があるものの、4月30日の政策調整を急ぐ必要はないと述べた。

    最新の英国統計では、食品・エネルギー・アルコール・たばこを除いたコアCPI(消費者物価指数)が前年比3.2%から3.1%へ鈍化した。なお、コアCPIは一時的に大きく振れやすい品目を除き、物価の基調を見やすくした指標。市場の関心は水曜日の米連邦準備制度理事会(FRB)の決定にも向かう。

    FRBは、政策金利を3.50%〜3.75%の範囲で据え置き、3会合連続で変更しない見通しだ。

    英中銀の重要な利上げ・利下げ判断を木曜日に控え、ポンドはやや弱含んでいる。対米ドルでは足元1.2580前後で推移しているが、市場は材料待ちで大きく動きにくい。こうした「発表前の緊張感」により、短期のポンド(GBP)オプションの上乗せ分(プレミアム)が高くなっている。

    Implications For Gbp Usd Options

    当社は、BoEが政策金利を4.5%で据え置くとみる。直近の経済指標が強弱まちまちだからだ。3月の総合インフレ率(ヘッドライン、全品目を含む)は2026年に2.8%へ低下した一方、変動しやすい品目を除いたコアインフレ率は3.5%と高止まりしている。コアが下がりにくい状況は、当局が利下げ検討を先送りしやすい要因になる。

    この状況は2025年春に似ている。当時は政策金利が3.75%で、コアインフレ率も3%を上回っており、市場は判断が割れていた。たとえ据え置きが大方の予想でも、総裁発言の「姿勢(タカ派=引き締め重視/ハト派=緩和重視)」次第で相場が大きく振れうることを示した。

    さらに、米FRBも今週、政策金利を4.75%〜5.00%で据え置く見込みだ。米国は英国より景気の底堅さが目立ち、FRBが慎重姿勢を続ける理由になっている。こうした金融政策の方向性の違い(政策の分岐)は、ポンドの対ドル上昇余地を抑えやすい。

    デリバティブ(金融派生商品)取引では、インプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の変動の大きさ)が高い局面を利用し、発表後はレンジ相場を想定する戦略が選択肢になる。例えば、GBP/USDの短期ストラングル売りは、権利行使価格が現在値から離れたコール(買う権利)とプット(売る権利)を同時に売る方法だ。相場が上下どちらにも大きく動かなければ、時間の経過でオプション価値が目減り(タイムディケイ)し、受け取ったプレミアムを利益にしやすい。

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