ユーロ圏に関する米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ユーロの「非商業部門」(投機目的の大口投資家)のネットポジションは4.13万枚(買い越し)となった。前回の2.6万枚から増加した。
ユーロに対する強気(上昇を見込む)心理が大きく強まっている。投機筋のネット・ロング(買い持ちから売り持ちを差し引いた買い越し)が2.6万枚から4.13万枚へ急増した。これは、大口投資家が今後数週間でユーロ高になると見ている可能性を示すシグナルだ。過去6カ月超で最大の週間増加となる。
背景には、金融政策の方向性の違い(中央銀行の政策の差)がより明確になってきたことがあるとみられる。直近のユーロ圏インフレ率は2.7%と市場予想をやや上回り、欧州中央銀行(ECB)が利下げ(政策金利を引き下げること)を年後半まで先送りするとの見方が強まりやすい。一方、米国の雇用統計は減速の兆しがみられ、米連邦準備制度理事会(FRB)による夏場の利下げ観測が残る状況だ。