カナダドルはほぼ横ばいで推移し、USD/CADは夜間に1.37近辺の安値を何度か試した後、下落した。USD/CADの主な材料は、引き続き米ドル全体の地合い(市場での強さ・弱さ)だった。
週後半のカナダドル安により、USD/CADは推定される均衡水準(相場が行き過ぎていないとみられる水準)の1.3574から離れ、妥当値(理論上のフェアバリュー)からの乖離が再び広がった。市場の緊張が高まらず、米ドルの「安全資産としての買い」(不安時に資金が集まりやすい動き)が強まらない限り、目先のUSD/CAD上昇は限定的になりそうだ。
USD/CADは全体として弱気(下落目線)とされ、小幅な米ドル高があっても、より大きな下落トレンドは維持されている。勢いを示す指標(モメンタム)には鈍化がみられるが、短期・中期・長期のオシレーター(相場の過熱感や勢いを測るテクニカル指標)では、下落トレンドの強さを示すシグナルがなお整合している。
上値抵抗(レジスタンス)は1.37前半〜半ば、下値支持(サポート)は1.3625とされた。相場が1.3750を明確に上回れば、弱気見通しは弱まる。