MUFGのデレク・ハルペニー氏:ホルムズ海峡の混乱で原油・投入コストが上昇、米インフレ率は3.8%近辺へ上振れも

    by VT Markets
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    Apr 24, 2026

    ホルムズ海峡の長期閉鎖は原油価格と生産コスト(企業が製品・サービスを作るために必要な費用)の上昇につながり、すでに農業関連コストと燃料価格は上昇している。原油は第2四半期に1バレル=115米ドル程度が想定され、米インフレ率(物価上昇率)を第2四半期に約3.6%、第3・第4四半期に約3.8%へ押し上げる可能性がある。

    米国では農業投入材(農業生産に必要な肥料・燃料など)が急伸したと報じられている。窒素肥料(窒素成分を補う肥料)は30%超上昇、尿素(肥料原料として広く使われる化学物質)は47%上昇(過去最大の上げ)、農業用ディーゼル(農機向け軽油)は46%上昇した。

    エネルギー・投入材によるインフレ圧力

    ホルムズ海峡が数週間にわたり閉鎖されたままなら、これらのコストはさらに上がり得る。肥料と燃料の値上がりがサプライチェーン(調達から生産、流通までの供給網)を通じて波及し、消費者の食品価格に影響する可能性がある。

    このシナリオは世界市場の変動(価格の振れ)を大きくし、中央銀行に金融引き締め(利上げなどで需要を冷ます政策)をより強く迫る要因になりやすい。精製燃料(ガソリン・軽油など原油から作る燃料)と肥料価格への影響を踏まえると、インフレ見通しは過小評価の恐れもある。

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