アジア時間、EUR/USDは1.1680~1.1675近辺で推移 1.1700を下回り、200日EMAが上値圧力に

    by VT Markets
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    Apr 24, 2026

    EUR/USDは金曜のアジア時間に弱含み、1.1680〜1.1675近辺で推移した。木曜に付けた約2週間ぶりの安値のすぐ上に位置する。米ドルが3日続伸した後で、同通貨ペアは上値の重い状態が続いた。

    一時的な停戦延長でも和平協議は進まず、米海軍によるイラン港湾の封鎖がリスクセンチメント(投資家のリスク選好の強弱)を悪化させた。原油高もインフレ(物価上昇)懸念を強め、米連邦準備制度理事会(FRB)がより厳しい金融政策(利上げや高金利の維持)に傾くとの見方を支え、ドル買いにつながった。

    4時間足チャートのテクニカル

    4時間足では、価格は200期間の指数平滑移動平均(EMA:直近の値動きをより重視して平均化した移動平均線)の近辺でもみ合い、直近の下落後の短期トーンは中立に近い。ただし木曜に、3月のスイング安値からの上昇に対するフィボナッチ・リトレースメント(値幅に対する戻りの目安)38.2%を下回った動きは売り手優位を示唆した。相対力指数(RSI:買われ過ぎ・売られ過ぎの目安)は32付近で、下押し圧力が続いていることを示す。

    MACD(移動平均収束拡散法:トレンドの強さや方向をみる指標)は小幅マイナス圏にあり、EMA付近にあっても上昇の勢いは限られる可能性がある。下値メドは50.0%戻しの1.1648、その下は1.1600、1.1532、さらに1.1445が意識される。

    上値メドは1.1696(38.2%)、続いて1.1755(23.6%)とみられる。テクニカル分析の作成にはAIツールが用いられた。

    EUR/USDの現在の弱さ(足元では1.0550近辺)には、従来からの材料が影響している。ホルムズ海峡での緊張再燃がインフレ懸念を呼び戻し、市場がFRBのより強い引き締め(タカ派姿勢)を見込むなかで米ドルが強含む。ファンダメンタルズ(景気・金融政策・地政学などの基礎要因)はユーロにとって強い逆風となっている。

    ファンダメンタル要因と戦略見通し

    2026年1〜3月期のコアCPI(消費者物価指数のうち変動の大きい項目を除いた物価指標)が年率換算で3.1%と高止まりし、先物市場では7月のFRB利上げ確率がおよそ75%まで織り込まれた。一方、欧州中央銀行(ECB)はより長い据え置きを示唆しており、両中銀の政策の方向性の違いが拡大している。この金利見通しの差が、同通貨ペアの重しとなる主因だ。

    2025年の視点で振り返ると、2021年後半にも、インフレ上昇とFRBの引き締め姿勢を背景にEUR/USDが1.1600台から下抜ける同様の局面があった。さらに2022年に等価(パリティ、1ユーロ=1ドル)を割り込んだ下落も含め、こうした基礎要因が持続的に圧力になり得ることが示された。過去の例からは、当面は下方向が優勢になりやすい。

    今後数週間では、EUR/USDのプットオプション(下落時に利益が出やすい権利)を買うことが、想定される下落を狙う分かりやすい戦略となる。1.0500の下値支持を割り込めば、1.0400近辺の試しが視野に入る。損失を限定し保険料(プレミアム)を抑える方法として、ベア・プット・スプレッド(権利行使価格の異なるプットを組み合わせる戦略)も選択肢だ。

    地政学リスクの予想外の緩和や、米インフレ指標が想定以上に弱い結果となれば、短期的な買い戻し(リリーフラリー)が起きる可能性がある。反発局面の最初の大きな上値抵抗として1.0650近辺を注視したい。ただし基調としては、はっきりした戻りは改めて売り圧力に押されやすい。

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