イラン情勢の緊迫化でドル高が進む中、NZドル/米ドルは再び下落し、0.5850を下回る200日移動平均線付近で推移

    by VT Markets
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    Apr 24, 2026

    NZD/USDは0.5925~0.5930付近からの下落(押し戻し)を拡大し、2日続落した。アジア時間は0.5840近辺で推移し、200日単純移動平均線(過去200日分の終値の平均で、長期トレンドの目安)に接近した。

    米ドルは4日続伸。米国とイランの緊張が高まり、安全資産とされる米ドル(リスク回避局面で買われやすい通貨)への需要が支えられた。ホルムズ海峡を巡る協議は進展せず、ドル買いが続いた。

    Geopolitical Tensions Drive Safe Haven Demand

    ドナルド・トランプ氏は火曜日、米海軍によるイラン港の封鎖(海上封鎖=軍が海上交通を制限する措置)を継続すると述べた。イランは交渉再開の条件として封鎖の全面解除を要求。トランプ氏は、機雷(海に設置する爆発物)を敷設する船舶に対し発砲するよう海軍に命じた。

    エネルギー供給の混乱で原油価格が高止まりし、インフレ懸念(物価上昇への警戒)が強まった。市場では米利下げ見通しが後退し、2026年の25bp(0.25%ポイント)の利下げは1回程度にとどまるとの見方が優勢。これが米ドルを支え、NZD/USDの重しとなった。

    一方、ニュージーランドではインフレ指標がNZドルの追加下落を抑える可能性がある。2026年3月期の前年比インフレ率は3.1%と、目標レンジ(1~3%)を上回り、中心値の2%も超えた。

    NZD/USDは重要な節目である200日移動平均線(0.5835近辺)を試している。この長期サポート(下値の目安)を明確に下抜ければ、新たな下落局面入りを示唆し、下方向の勢い(下落圧力)が強まりやすい。

    Options Strategies For A Bearish Outlook

    米ドル高の主因は、ホルムズ海峡を巡る地政学リスクの継続だ。WTI原油(米国の代表的な原油先物指標)はこの1カ月で12%超上昇し、1バレル=95ドル超で推移。世界的なインフレ懸念を強め、米ドルの安全資産需要を押し上げた。

    この環境は米連邦準備制度理事会(FRB=米国の中央銀行)の政策見通しを大きく変えた。CME FedWatchツール(先物価格から政策金利予想を推計する指標)では、2026年6月までに利下げが行われる確率が25%程度にとどまる。1カ月前の60%超から大きく低下した。米金利が長く高止まりするとの見方は、他通貨に対する米ドルの追い風となる。

    ただし、ニュージーランド準備銀行(RBNZ=ニュージーランドの中央銀行)もインフレ対応を迫られている。インフレ率は3.1%と高止まりし、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS=翌日物金利を基準に金利見通しを織り込む取引)市場では、8月までに利上げの可能性が約40%と見込まれている。RBNZのタカ派姿勢(インフレ抑制を優先し金利を上げやすい姿勢)はNZドルを一定程度支え、下落余地を限定する可能性がある。

    こうした綱引きを踏まえると、NZD/USDのプット・オプション(一定価格で売る権利。下落局面で利益を狙う手段)の購入は、下落継続での収益機会を狙いつつ損失を限定できる。RBNZのタカ派政策でNZドルが急反発した場合でも、最大損失を抑えられる。ボラティリティ(価格変動の大きさ)が上がり、オプション料(プレミアム)が高くなっている点には注意が必要だ。

    コストを抑えるなら、ベア・プット・スプレッド(プットを買い、より低い行使価格のプットを売る組み合わせ)も選択肢となる。支払うプレミアムを減らしつつ、狙う下落レンジを絞る戦略で、インプライド・ボラティリティ(オプション価格に織り込まれた将来の変動予想)が上昇している局面で有効だ。

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