アジア時間序盤、ドル高と原油高を受けたインフレ懸念で金は4,690ドル付近へ下落

    by VT Markets
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    Apr 24, 2026

    金(XAU/USD)は金曜日のアジア早朝、約4,690ドルまで下落し、4,700ドルを割り込んだ。米ドル高と原油高を受けて売り圧力が強まり、インフレ(物価上昇)懸念が再燃した。

    米軍は、封鎖(海上での通商遮断)を回避しようとしたイランの原油用超大型タンカー2隻を阻止した。ブルームバーグが木曜日に報じた。イランはホルムズ海峡で船舶に対する威嚇を行い、ワシントンはイラン貿易への海上封鎖を継続している。

    ホルムズ海峡で緊張高まる

    その後、ドナルド・トランプ米大統領は、イランが原油を動かさなければインフラが爆発すると述べた。イラン当局は停戦延長に同意していないとし、米国が封鎖を続けることで停戦に違反していると非難した。

    今週の原油価格は、供給混乱への懸念で上昇した。原油高はインフレを押し上げやすく、利下げの可能性(政策金利の引き下げ)を低下させる。利息を生まない資産である金には下押し要因となる。

    一方、中央銀行の買いは金の下支え要因となった。2025年から2026年初にかけて、中国、ポーランド、インド、トルコなど新興国の中央銀行が、米ドル偏重を避ける目的で外貨準備(国が保有する外貨資産)を分散し、金保有を増やした。中国人民銀行は3月に5トンを追加し、購入は17カ月連続となった。

    この報道は4月23日23:30(GMT)に訂正され、動きが欧州時間ではなくアジア早朝に起きたとされた。

    テクニカル分析とオプション戦略の見通し

    4,700ドル割れの背景には米ドルの強さがある。ドル指数(DXY、主要通貨に対する米ドルの強さを示す指数)は106.5を上回った。背景にはインフレの粘着性(下がりにくさ)があり、3月の消費者物価指数(CPI、消費者向けの物価の変化を示す指標)は前年同月比3.6%と市場予想を上回った。今後数週間は、下落局面で利益を狙う弱気戦略(値下がりで利益を狙う手法)として、プット・オプション(一定価格で売る権利)の購入が選択肢となりうる。

    ホルムズ海峡の緊張を背景に原油は1バレル=115ドル近辺まで上昇し、インフレ懸念を強めている。これによりFRB(米連邦準備制度理事会)が「高金利を長く維持」する可能性が高まり、ドル高と金の下押しにつながりやすい。市場の反応次第で値動きが大きくなり得るため、インプライド・ボラティリティ(オプション価格に織り込まれた将来の変動予想)の上昇局面では、ロング・ストラドル(同じ条件のコールとプットを同時に買い、上下どちらかの急変で利益を狙う戦略)が有効になりうる。

    ただし、中央銀行需要が強い下値の支えとなる。2025年には中央銀行が合計1,050トンを購入し、2022~2023年に見られた記録的な買いの流れが続いた。特に中国の買いが続く以上、4,600ドル付近への大きな下げは、こうした大口勢にとって買い場になりやすい。

    米ドル高と現物需要(実際の金の購入)の強さがせめぎ合い、レンジ相場(一定の範囲で上下する相場)になりやすい。1980年代初頭にも、高金利が金価格の上値を抑える一方で不確実性が意識される局面があった。リスクを限定する戦略として、ブル・コール・スプレッド(コールを買い、より高い行使価格のコールを売ってコストと損失を抑えつつ上昇を狙う手法)により、中央銀行の下支えを前提に反発を狙いながら、ドル高が続いた場合の損失を抑える方法が考えられる。

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