159.45円近辺、ドル/円は直近高値圏で推移 原油高起因のインフレが下支え、3日続伸後も堅調

    by VT Markets
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    Apr 24, 2026

    米ドル/円は木曜日に159.45円近辺で推移し、当日はほぼ横ばい。3日続伸後で、直近高値圏に近い。米ドルの買いは、ホルムズ海峡(中東の重要な海上輸送路)を巡る地政学リスクが背景にある。緊張が続き、エネルギー価格(主に原油)が高止まりしている。

    原油高は、米国で物価上昇(インフレ)圧力が強まるとの見方を強めた。市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)が近い時期に利下げ(金融緩和)に転じるとの期待が後退し、年末にかけて政策金利を据え置く(変更しない)可能性が高いと見込まれている。

    米経済指標がドル需要を下支え

    米指標も底堅さを示した。S&PグローバルPMI(購買担当者景気指数:企業への調査で景気の強弱を示す指標)は、製造業・サービス業とも市場予想を上回る拡大を示した。週間の新規失業保険申請件数(失業者の増減をみる週次指標)は小幅に増えたが、景気の勢いを大きく損なう内容ではなかった。

    円は上値が重い。日本はエネルギー輸入への依存度が高く、原油高が日本経済に不利に働きやすい。日銀(日本銀行)による追加利上げ(金融引き締め)が遠のくとの見方が広がり、次回会合は据え置きが中心シナリオで、利上げがあるとしても年後半との見方が多い。

    エネルギーコストの上昇は、日本の輸入物価を通じた物価上昇(輸入インフレ)への警戒も強める。一方、日本の国内の物価上昇は世界的な動きと比べると穏やかで、政策金利を急いで上げにくい。

    当局は円相場を注視しているとも発信しており、160円付近では警戒感が強い。政府・日銀による為替介入(市場で円買い・ドル売りを行い、急激な円安を抑える行動)のリスクが、160円を明確に超える動きを鈍らせる要因になっている。

    金融政策の方向性の違いと取引への示唆

    材料は明確だ。FRBは利下げに慎重で、日銀は慎重姿勢が強い。こうした金融政策の方向性の違い(政策の温度差)が、米ドル高・円安の要因になっている。CME FedWatchツール(米短期金利先物から利上げ・利下げ確率を推計する指標)では、FRBが第3四半期まで金利を据え置く確率が85%超とみられている。日米金利差(米国の金利が日本より高い状態)が大きいことは、対円で米ドルを買う動機になりやすい。

    直近の経済指標は、FRBが姿勢を維持する余地を示している。3月のS&Pグローバル・サービス業PMIは54.8と強い内容で、景気の拡大を示唆する。こうした底堅い景気の中で、ホルムズ海峡を巡る緊張が続き、ブレント原油先物(国際指標となる原油先物価格)が1バレル115ドルを上回る水準に戻れば、インフレ懸念が強まり、FRBは警戒を緩めにくい。景気の底堅さとインフレの粘着性(下がりにくさ)は、米ドルの追い風となる。

    一方、日本はエネルギー輸入依存が高く、原油高の影響を受けやすいが、日銀がすぐに大幅な利上げを行える状況でもない。日本の最新のコアインフレ率(生鮮食品を除く消費者物価上昇率)は2.2%と比較的落ち着いており、国内要因だけで早期の大幅利上げが必要になる状況ではない。このため、高金利の米ドルに対して円は弱くなりやすい。

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