MUFGのロイド・チャン氏は、地政学リスクの高止まりが続く一方、REER(実質実効為替レート)からみるとルピアは対米ドルで割安と指摘

    by VT Markets
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    Apr 23, 2026

    地政学リスクは高止まりしている。一方、実質実効為替レート(REER、物価差を調整し複数通貨に対する通貨の実力を示す指標)などの評価指標は、ルピアが米ドルに対して割安であることを示している。見通しは、短期的にはルピアが安定し、急激で無秩序な下落は起きにくいというものだ。

    政策介入により、為替変動(ボラティリティ、値動きの大きさ)が抑えられ、USD/IDR(米ドル/インドネシアルピア)の上昇ペースが鈍化したと報じられている。インドネシア国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS、国の信用不安に備える保険のような取引)のスプレッド(上乗せコスト)も縮小した。

    USD/IDRは「買われ過ぎ」の領域に入ったとされる。これは現水準では、さらに米ドル高が進むとの見方が強まりにくいことを意味する。

    基本シナリオでは、USD/IDRは第2四半期末に17,000を維持すると予想する。政策支援と資金フロー(資金の流入出)が強まるにつれ、その後の四半期にはルピアの動きが徐々に改善すると見込まれる。

    地政学リスクがルピアの重荷となってきたが、評価指標は現在、米ドルに対して明確に割安であることを示している。インドネシア中銀(Bank Indonesia)の積極的な政策対応により、米ドル高の進行は抑えられ、為替の値動きも落ち着いた。背景には、2026年3月のインフレ率が2.9%と安定的で、中銀が政策運営の余地を確保できていることがある。

    直近の上昇でUSD/IDRは買われ過ぎの水準に達し、現水準で米ドル高に賭ける魅力は低下している。テクニカル指標(過去の価格や出来高から相場の勢いを測る手法)は、先週16,900水準を試した後、上昇の勢いが一巡した可能性を示す。市場参加者にとって、上方向への動きが続きにくい局面を示唆する。

    インドネシアの基礎体力への見方も改善している。国のCDSスプレッドは今月8ベーシスポイント(0.08%)縮小した。さらに速報値では、4月前半に国内債券市場へ約6億ドルの資金純流入があった。資金フローの改善が進めば、ルピアの下値を支え、年後半の通貨動向を下支えするとみられる。

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