GBP/USDは水曜日、ほぼ横ばいで推移し、1.3514近辺で取引された。緊張状態が続き、米国とイランの協議に明確な進展が見られなかったためだ。米国の重要経済指標の発表がない中、市場参加者はエネルギー価格上昇(エネルギーショック)に関連する英国のインフレ指標に注目した。
米国株は上昇したが、衝突が拡大すれば、米ドルなど「安全資産」(不測の事態で資金が集まりやすい資産)への需要が強まる可能性がある。米ドル指数(DXY、主要通貨に対する米ドルの強さを示す指数)は98.44で、0.03%上昇した。
イランは金曜日に米国と交渉する計画はないと報じられた。ロイターは当初、3〜5日間の停戦の可能性があると報じたが、その後「時期は未定」と訂正した。ドナルド・トランプ氏は、イラン側の提案を待つ考えを示した。
英国の3月消費者物価指数(CPI、消費者が購入する商品・サービスの価格変動)は前年同月比3.3%上昇と、市場予想通りだった。コアCPI(食品・エネルギーなど変動の大きい品目を除いた指標)は3.2%から3.1%へ鈍化した。英国国家統計局(ONS)は、生産者出荷価格(工場出荷段階の価格。いわゆる「工場出荷価格」)が予想を上回ったとした。
イングランド銀行(BoE)は以前、4月にインフレが2%目標に近づくと見込んでいたが、その後、見通しを3.5%に引き上げた。国際通貨基金(IMF)は4%と予測した。市場は2会合連続で政策金利を据え置くと見ており、7月29日時点の金利見通しでは0.25%ポイント(25bp、bp=金利の単位で0.01%)の利上げ確率が約48%と織り込まれている。
テクニカル面では、GBP/USDは50日・100日・200日単純移動平均線(SMA、過去一定期間の平均値を線で示したもの)付近の1.3417を上回って推移した。上値抵抗線(レジスタンス)は1.3855および1.3869近辺で、下値支持線(サポート)は1.3417付近にある。