米エネルギー情報局(EIA):4月の米原油在庫が192.5万バレル増、市場予想(120万バレル減)を上回る

    by VT Markets
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    Apr 22, 2026

    米エネルギー情報局(EIA)が4月17日分として公表したデータによると、原油在庫は192.5万バレル増加した。市場予想(120万バレル減)を上回った。

    今回の結果は、予想されていた「減少」から「増加」へと振れたため、予想との差は312.5万バレル分の上振れとなる。これは米国の原油在庫に関する直近週の統計である。

    原油在庫が積み上がったこと(在庫増)は、短期的に「供給が需要を上回っている」可能性を示す。予想が在庫減(ドローダウン=在庫が取り崩されること)だったにもかかわらず在庫増となったため、4月22日時点では価格に下押し圧力がかかりやすい。弱気の見方に基づき、WTI(米国産原油の代表的な指標価格)のプット・オプション(一定価格で売る権利)や、プット・デビット・スプレッド(プットを買い、別のプットを売ってコストを抑える組み合わせ)で下落に備える戦略が選択肢となる。

    一方、同じEIA統計では、ガソリン在庫が250万バレル減少し、こちらは予想以上だった。在庫減は需要が堅調であるサインになりやすく、夏の需要期(米国のドライブ需要が増える時期)を前に、最終需要(実際に消費される需要)の強さを示唆する。この需要面の支えが、原油価格の下値を限定する可能性がある。

    地政学リスクも再び意識されている。4月20日にはホルムズ海峡周辺で海上の緊張が高まっているとの報道があった。同海峡は世界の石油(液体燃料)取引の約2割が通過する重要な要所(チョークポイント:輸送上のボトルネック)であり、混乱が起きれば供給が市場から急に減り、在庫統計の影響を上回ることがある。このため、リスク・プレミアム(不確実性に対して上乗せされる価格要因)を高めに見込み、過度に強い売り持ち(ショート)には慎重であるべきだ。

    これらの相反する材料――原油在庫増という弱材料と、需要の強さ・地政学リスクという強材料――は、相場の変動(ボラティリティ)を高めやすい。先行きの読みづらさがある局面では、いずれの方向に動いても利益を狙える戦略として、6月限先物に対するロング・ストラドル(コールとプットを同じ権利行使価格で同時に買い、値動きの大きさを狙う)が検討に値する。足元の価格レンジは今後数週間で崩される可能性がある。

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