スコシアバンクのストラテジスト:ドル円はレンジ相場が続く見通し 円はG10通貨に出遅れ、RSIの横ばいがモメンタムの弱さを示唆

    by VT Markets
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    Apr 22, 2026

    米ドル/円(USD/JPY)は小動きとなり、静かな環境の中で円はG10通貨(米ドル、ユーロ、英ポンドなど主要10通貨)の中で出遅れた。値動きは157.50~160.50の持ち合いレンジにとどまり、RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)も横ばいで、勢い(モメンタム)が限られていることを示した。

    直近の指標では、3月の貿易収支が弱含んだ。主因の一つはエネルギー輸入の増加だ。市場の注目は、来週の日銀会合(金融政策を決める会合)を前に、金曜日発表の3月CPI(消費者物価指数:物価の上昇率を示す指標)へ移る。

    USD/JPYが横ばいで推移している。はっきりした方向感が乏しいため、短期的にはオプション(将来の一定期間に、あらかじめ決めた価格で売買する権利)を売ってプレミアム(オプション価格)を受け取る戦略が有力になり得る。1カ月物のインプライド・ボラティリティ(市場が見込む価格変動の大きさ)は約8.1%まで低下しており、相場が安定しているほど有利になりやすい戦略が選好されやすい。

    この持ち合いを前提に、ショート・アイアン・コンドル(上側・下側の一定範囲に収まると利益になりやすい、複数のオプションを組み合わせる戦略)がプレミアム獲得に適するとみる。具体例として、165.50より上でコール・スプレッド(上昇時の利益が限定されるようにコールを組み合わせる)を売り、同時に161.00より下でプット・スプレッド(下落時の利益が限定されるようにプットを組み合わせる)を売る方法がある。時間の経過(タイム・ディケイ)と、日銀の判断を前にレンジ内にとどまることが収益源となる。

    もっとも、この静けさを崩す最大の材料は日銀会合で、大きなレンジ抜け(ブレイクアウト:一定の範囲から明確に離れる動き)につながる恐れがある。日本の直近の全国コアCPI(生鮮食品を除いた物価)は2.6%で、日銀が追加の引き締め(利上げなど、金融を引き締める対応)が近いと示唆すれば、USD/JPYが急落する展開もあり得る。こうした大きな値動きを見込む場合は、ロング・ストラングル(上と下の両方に離れた行使価格のオプションを買い、どちらかに大きく動くと利益を狙う戦略)が選択肢となる。

    2025年にも、静かな局面の後に急で予想外の動きが起きやすかった。2024年春には財務省による為替介入(政府が市場で通貨を売買して相場を動かす対応)が行われ、円が急伸した経緯もある。したがって、ボラティリティを売る(値動きの小ささに賭ける)ポジションは慎重なリスク管理が欠かせない。公式対応のリスクは常に残る。

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