ダウ工業株30種平均(DJIA)先物は夜間に49,800近辺まで上昇し高値を付けた後、火曜日の取引時間中に反落した。現物市場では、原油価格が上昇する中でDJIAが約0.2%安、S&P500が0.3%安、ナスダック総合指数が0.1%安となった。
3月の米小売売上高は前月比1.7%と、市場予想(1.4%)を上回った。コントロール・グループ(GDP算出で重視される基礎的な消費を示す指標)は0.7%(予想0.2%)、自動車を除くベースは1.9%(予想1.4%)だった。
12:30 GMTの指標発表後、米国債利回り(国債の利回りで、金利の代表指標)が上昇し、DJIA先物は下落に転じた。14:00 GMTには、次期FRB議長指名者のケビン・ウォーシュ氏の議会証言がFXStreetのスピーチ・トラッカーで「タカ派(利下げに慎重で、引き締め寄りの姿勢)度合い7.0」と評価され、その後は18:30 GMTのFRB理事クリストファー・ウォラー氏の発言に注目が移った。
WTI(米国の代表的な原油指標)は4%高で1バレル93ドルを上回り、ブレント(北海産原油の国際指標)は2%高で98ドルを上回った。イランに関連する停戦が水曜日に期限を迎える予定で、合意に至らない場合は軍事行動の可能性にも言及があった。
ユナイテッドヘルスは第1四半期決算と通期見通しの引き上げを受けて6%超上昇し、アマゾンはAnthropic(生成AI企業)に最大250億ドルを投じる方針を示したとして1%超上昇した。DJIA先物は49,000近辺から49,800手前のレンジで推移し、49,400近辺で取引された。ストキャスティクスRSI(買われ過ぎ・売られ過ぎを示すテクニカル指標)は16.50近辺で、49,800を戻りの目安、49,000を下値支持(サポート)として示した。今後の指標として、新規失業保険申請件数、速報PMI(購買担当者景気指数で景況感の先行指標)、ミシガン大学(UoM)消費者関連のインフレ期待(1年4.8%、5年3.4%)が控える。