中東情勢の緊迫化とイランの対パキスタン威嚇にもかかわらず、ドル安でポンド/ドルは1.3530近辺まで反発

    by VT Markets
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    Apr 20, 2026

    GBP/USDは週初に下落して始まった後、直近の急伸で過熱していた米ドルがいったん弱含んだことで反発した。ペアは1.3530近辺で取引された。

    中東情勢は、米国がイラン船籍(イランの国籍を持つ登録)の船舶を拿捕(だほ=強制的に確保)したことを受けて緊張が高まった。イランはパキスタンでの協議停止も示唆した。

    GBP/USDは直近で1.3525と、0.13%高。

    GBP/USDではよくある形が見えている。英ポンドの小幅な持ち直しは、油断した投資家をはめる「だまし」になりかねない。足元のレートは1.2450近辺で推移し、方向感を欠く。先週の英インフレ率(物価上昇率)指標が3.1%と高止まりし、イングランド銀行(英中銀)の政策運営に圧力がかかっているためだ。きょうの小幅高は、英ポンドに対する見方が改善したというより、米ドル全体の上昇がいったん止まったことによる「小休止」とみるのが自然だ。

    2025年初めの似た局面を振り返ると、中東の地政学リスク(政治・軍事の緊張)が高まれば、本来は「安全資産」とされる米ドルが買われやすい。しかし当時も一時的に緊張が和らいだように見えて、相場が誤ったシグナルを出した。GBP/USDの短期反発に乗って1.35方向で買った投資家は、米ドルの主要な上昇トレンドがすぐ再開し、不利な方向に取り残された。短期のニュースや値動きが、より大きなトレンドを見えにくくする点を思い出す必要がある。

    デリバティブ(金融派生商品=株価や金利、為替などを基にした取引)を扱う投資家にとって今後数週間は、GBP/USDのコールオプション(一定の価格で買う権利)を、直近の上値抵抗線(上がりにくい水準)に近い権利行使価格、たとえば1.2550付近で売る戦略が検討に値する。オプションを売るとプレミアム(オプション価格=受け取れる手数料のような収入)を得られ、英ポンドが大きく上抜けしにくいという見方に沿う。英国の景気見通しが弱い一方、2週間前の米小売売上高が予想以上に強かったこととも整合的だ。さらに、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータ(2026年4月16日)では、投機筋の英ポンドのネットショート(買いより売りが多い持ち高)が3週連続で増えている。

    ボラティリティ(価格変動の大きさ)も重要だ。1カ月物のインプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の変動率)が、先月の7.8%から9.5%に上昇した。変動率が高いほどオプションの購入は割高になりやすく、プレミアムを売って受け取る戦略が相対的に有利になりやすい。たとえばベア・コール・スプレッド(上昇を限定的と見てコールを売り、より高い行使価格のコールを買って損失を限定する方法)や、アイアン・コンドル(上下の一定範囲内で推移すると見て、コールとプットを組み合わせてプレミアムを得る方法)など、損失が限定される戦略が選択肢となる。相場が低い水準で落ち着けば、為替が下がることに加え、ボラティリティが低下することでも利益を狙える。

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